集英社の本

天龍院亜希子の日記

天龍院亜希子の日記 安壇美緒

ドラマチックな展開があるわけでもないのに、読んでいて楽しく、ページをめくる手がとまらない、そんな小説だった。 人はそれぞれ違うことを考え悩み生きている。周りの人がどんなことを思いながら生きているかなんて、結局のところわからない。自分以外の人が自分のことをどんな風に思って生きているのか。知った気でいるだけで、まわりがどう思ってるかなんて自分の想像の範疇でしかない。 自分の気持ち次第な所もあるように思う。だけど、その自分の気持ちをつくるのにも、周りの人達との出会いやかかわりが大切なのだとも思う。 生きるヒントを伝えてくれるようなそんな本だった。読んでよかった。

キン肉マン(38)

キン肉マン(38) ゆでたまご

キン肉マンを読んでいた世代なら、まずは読むべき。 完璧始祖のシリーズは、ゆでたまごの最高傑作、かつ少年漫画の一つの頂点というべきものだと思う。

「他者」の起源 ノーベル賞作家のハーバード連続講演録

「他者」の起源 ノーベル賞作家のハーバード連続講演録 トニ・モリスン/森本 あんり

著者は1970年に『青い眼がほしい』で鮮烈なデビューを飾り、1987年に『ビラヴド』でピュリッツァー賞を受賞、そして1993年にはアフリカ系アメリカ人として初めてノーベル文学賞を受賞したトニ・モリスン。その大作家が、なぜアメリカにおいて黒人差別があるのかを、アメリカ文学の古典を引き合いに出しながら原理的に考察したものである。 差別に関する作家の考察ということで興味を抱いたが、元の文章(講演記録)のせいか難解極まりなく、何を言っているのかよくわからなかった。 ただその難解さゆえか、本書には巻頭に、作家でジャーナリストのターネハシ・コーツによる序文が付され、さらに森本あんり(国際基督教大学教授、神学者、牧師、男性)による前書き「日本語版読書に向けて」と、巻末には分厚い訳者解説「トニ・モリスンとアメリカ社会」があるので、それらを読むことで、モリスンの主張を間接的に理解できる構造になっているのが、せめてもの救いである。 特に森本あんりの解説は明晰で、これだけでも読む価値がある。

キングダム 57

キングダム 57 原泰久

ブルブル。 未来を感じさせる素晴らしい巻。 やはり、蒙恬だわ。。。 2020.3