すばる舎の本

トヨタの会議は30分

トヨタの会議は30分 山本大平

1章と2章は、本のタイトル通り著者がトヨタで経験したビジネス効率化の術が色々と書かれていてライトに面白い。たまたま直近読んだ浅田すぐる氏の「紙一枚」の本と合わせて見ると、トヨタの効率的かつ有意義な仕事の仕方、資料の使い方の一端が見えてくる。 ・P.39 「30分会議」の設定進行ルール ・P.83 日常で上司の承認をもらうA4ぺら1資料 ・P.91 プレゼンの3つのポイント トヨタの例を特に知らずに自分でも実践できていること、今でもやってしまっている非効率な仕事の進め方など、自分のやり方をチェックする意味で読み進められた。 3章以降は良くも悪くも精神論で特殊な内容もほとんどないので、読み飛ばしてしまった。

若い読者のための宗教史

若い読者のための宗教史 リチャード・ホロウェイ/上杉隼人

宗教史、とあるので人類の進化に合わせて順番にあらゆる宗教の流れが語られるのかと思ったらそうではなく順番にはあまり囚われずに世界の主だった宗教~ヒンドゥー教、仏教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教~からジャイナ教、ゾロアスター教、日本の神道、シーク教などの主立っていない宗教から、モルモン教、エホバの証人、サイエントロジーなどの新興宗教までを幅広く取り上げて各々の起こりや特徴について分かりやすくまとめてある作品。キリスト教やイスラム教については宗教内の派閥の対立などについても解説してある。作者はスコットランドの主教を務めていた方なのだが筆致は公平でいずれの宗教に関しても否定的な側面はほとんど取り上げず「こういう考えに基づくこういう宗教なんですよ」ということが簡潔にまとられており極めて分かりやすい。個人的にはテクノロジーが進んだ今日であるが故に科学技術で全てが説明できないということが明確になってきているので却って哲学や宗教というものは大事な役割を果たすのでは、と思っている。その意味で宗教というものを普遍的に知るには最適な入門書といえるだろう。堅苦しさ皆無でエンターテイメント的な作品としてみても非常に面白かった。

人は話し方が9割

人は話し方が9割 永松茂久

昨年のベストセラー本。 人は誰もが自分のことが一番大切、自分に一番興味がある。認めてほしい。わかってほしい。 故に自分のことを分かってくれる人を好きになる。 いかに相手の気持ちになって話せるかが大切と説いています。 普遍的な内容をわかりやすく解説しているので、売れるのもわかる気がします。

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移動力

移動力 長倉顕太

タイトルに惹かれて購入したが。移動と環境の重要性は分からなくもないが、極論過ぎというか、ん?となる箇所が多かったかな。

習慣が10割

習慣が10割 吉井雅之

人の現在を形成するのは日々の習慣であり、習慣を帰るということは人生を大きく変えるということを意味している。習慣化するには意識や才能などは必要なく、習慣化のメカニズムを理解して実践することが必要となる。習慣化するには習慣のハードルを下げたり、小さなものから始めてみること、自分のなりたい姿、習慣化させる理由を明確にすることなどが挙げられる。また、脳を騙して習慣化させることも有効な手段となる。具体的には表情を明るくしたり、ポジティブな言葉を使うことでプラスの出力をすることがある。これらのことを行うことで楽しいと思いながら行動を習慣化できる。

36
若い読者のための哲学史

若い読者のための哲学史 ナイジェル・ウォーバートン

同じシリーズの宗教史が面白かったので手に取ってみました。割とランダムに様々な宗教を取り上げていた宗教史と違ってこれはソクラテス~プラトン~アリストテレスから始まってピーター・シンガーに至るまで主要な哲学者とその主たる考えを簡潔にまとめたもの。主要な哲学者はだいたい網羅されているのだけどちょっと面白いのはダーウィンが入っているところかな。AIに何をどこまでさせるべきか、とか、直近では制限のあるなかどちらの患者を救うべきなのか、とかそれは科学ではなく哲学の領分であって、それは極論すると大多数がなんとなく納得できる理屈を考えるのが哲学という学問であるという理解をしているのだけどそれにしてはこれまでの学習が足りなかったという反省があり、こういうコンパクトに分かりやすくまとめてくれてる作品はありがたい。もっともかなり噛み砕いて説明してくれてはいるのだけどそれでも難解すぎてついていけていない箇所があるのでその辺は追って学んでいきたい、そんな気にさせてくれる正にタイトル通りの作品。素晴らしかった。

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頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き

頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き 塚本亮

目的:早起きしたい。 朝の時間を有効活用したい 幸せを感じるルーティンをつくる 感情を動かす。 起きれた日をチェックするカレンダーを作る 日光を浴びる。窓を開ける。散歩もあり 香り飲み物など好きなものを与える 時間を区切ることで集中力アップ やることを書き出して明確にする 目標は大きすぎなくていい半分でいい 締め切り効果、環境変化を利用する 意志力を使わずに誘惑を排除する 簡単なタスクから始める 記録すること。 寝れないときは明日やること、今考えていることをかきだす。 英語のこと書いてあるから後で復習しよう

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仕事の基礎力

仕事の基礎力 田中耕比古

筆者の、田中耕比古(たがひこ)は商社系SE→アクセンチュア→独立というキャリアを持つ方。 コンサルタント会社の人間の仕事術に興味を持ち、手にしてみた。一緒に仕事してみるとわかるけど、あの人たちホントに仕事早くて優秀。 どちらかというと、若い社会人向けの書籍なのかもしれないが、仕事の型が崩れてきている中高年ビジネスパーソンのリハビリ、再教育にも効く良書かと思われる。 優秀な人間に共通しているのは、効率性と仕事密度の高さだ。筆者はどんな状況でも使える"仕事の基礎力"を、高密度な仕事を実現するための型であると定義している。 本書では、普遍性があり、再現性が高い、さまざまな業界で使えそうなノウハウが、体系的に網羅されている。すぐ読めるボリュームに抑えられているので、その点もありがたいかな。

今さら聞けない! 政治のキホンが2時間で全部頭に入る

今さら聞けない! 政治のキホンが2時間で全部頭に入る 馬屋原吉博

2時間なので風呂に入りながら読んでます。kindle版なので絵図が少ないのかな? それでも全体量が短いのと、解説本だと思ってるので適当に流し読みしてます。特に小難しいことはないですが、全部頭に入れる気はないです。

11
若い読者のための経済学史

若い読者のための経済学史 ナイアル・キシテイニー

経済学に興味を持ち初めた時、ふらっと立ち寄った経済学コーナーで偶然発見しました。 真っ白の装丁から伺える高級感につい手がのびて。 経済学という大海原に、足の小指の少しも浸したことがない自分でも、わかり易く理解できる素晴らしい本だと思いました。 経済学の入り口を広げてくれるような内容ですので、趣味や学問の手始めとして読むのにぴったり。 経済学の起源から、現代経済のあり方までの変遷が エピソード形式に綴られているので 分厚い本でありながらもしっかり読み進められました。 これからも長く親しめそうです。

ビジネスエリートのための! リベラルアーツ 哲学

ビジネスエリートのための! リベラルアーツ 哲学 小川仁志

カジュアルな哲学の入門書なんだけど、凄く良くまとまっている。 作者が想定している方向性が明確で、それが構成としてもちゃんと反映されている印象。 普通は定番のソクラテスやプラトンから始まって、時代的に20世紀ぐらいで終わる構成の本が多い。でも、この本は現代進行形の問題、環境問題やグローバル資本主義に関しても論点を明確にして解説している。 この辺りの構成からも作者の「哲学は現代社会人が生きるための道具」として読者に使って欲しいと考えている事が伝わってくる。 また「この本を読み終わって、深く学ぶための参考資料」などもちゃんとある程度のスペースを取って丁寧に解説している。 知識の習得で終わらずに「哲学を使う」と言う事にチャレンジしたい人にはオススメの本。