ダイヤモンド社の本

会って、話すこと。

会って、話すこと。 田中泰延

最高だった。何がすごいって、読むだけで爆笑させてくれる。無名の編集者との掛け合いが目に浮かぶ。いわゆるハウツー本ではない。至る所に共感するポイントがあった。自分や相手ではなく、その外側の話をする。その大切さを改めて実感した。 爆笑ポイントは多数あるのだが、最後に唸った章の話を。なぜ、私たちは会って話すのか。あって話したいのか。このコロナで、みんなが向き合っていた感情だと思う。田中さんは、人とひとが会って話すことの究極は、一緒に度 旅をすることだと、最後に書いていた。1人では見えない、新しい風景をみることだと。だから、まだ見ぬ風景を求めて、私たちは会話するのだと。そこまでは言ってないけど、そんなニュアンスだった。素敵な表現だよね。 会話していて楽しいと感じる人は、実はそうたくさんいないのではないだろうか。会いたいと思う人がいる。それはとても幸せなことだ。来年は会って話したいと、切に願う。 2011.12.31

短いは正義

短いは正義 田口まこ

ワンセンテンスワンメッセージ 一文は60文字、タイトルは20文字 数字の力 ひらがなやカタカナの使い方 など、説得力のある具体的なスキルを解説した本 プレゼン機会も多いので、早速実践してみたい 2021.10.23読了

「よそ者リーダー」の教科書

「よそ者リーダー」の教科書 吉野哲

アウェイの環境「よそ者」で、凡人リーダーが普通の社員を率いて進めていく上での指南書だからか、奇抜なことは何も書いていない。その分地に足つけた心構えが多い。 ・謙虚さを武器にする(ただのいい人になることではない) ・自分の力量と会社の状態を把握した上での適切なスピード ・支配型ではなく協働合意形成型リーダーになる ・リーダーは単なる役割に過ぎない ・社内では孤高の存在であり、インフォーマルグループとは距離を置く ・コンサルとDXの導入は人任せにしない ・計画達成までの3年ロードマップを作る 社長だけでなく部門長やチームリーダーに当てはめても参考になる記載が多い。

リーダーの仮面

リーダーの仮面 安藤広大

<リーダーの仮面とは> ・フェアで明瞭なルールを設け、遵守させる ・期限と目標を与え、プロセスには干渉しない。正解をも教えることもしない ・指令は「言い切る」。部下の顔色を伺ったり、意義や納得感を説明して回ることは不要 ・事実のみを詰めていき言い訳の余地をなくす ・チームに与えられるストレスをリーダーが吸収するのではなく、いいストレスを部下に与え成長を促す ・先頭に立って誰よりも頑張り背中を見せるのではなく、部下が先頭を争って成長できる環境を作る 自分はその真逆をやっている典型的なプレイングマネージャーだった。耳が痛い分、入ってくる。 属人的な個の力ではなく、組織としての中長期の成長を考えるとこれが正解なんだろうなと納得する一方、短期的に「なんとかしなきゃいけない」時に、つい個人で何とかしてしまうのが悩ましい・・・ <その他響いた記載> P.084 自分を主語にする。部下の「仲間」の位置で発言しない。無意味な調整役ではなく責任を負う言動を。 P.118 あれってどうなった?を言わないルール設計。指示は上から下で、報告は必ず下から上になるように、必ず期限を設ける。 P.123 ほうれんそうは感情を排し機械的に事実だけを聞く P.132 リーダーは会社では孤独や寂しさを感じるもの。学校の延長に会社を考えているが、正しくは厳しい塾 P.176 テンションを一定に保つ P.224 三層全てが参加する会議は禁止する P.244 渡り鳥の群れの「先頭の鳥」がリーダーではない P.252 人は経験とともにしか変わらない P.272 頭を使う部分を上司がやると部下は育たない

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ワークマン式「しない経営」

ワークマン式「しない経営」 土屋哲雄

善意型経営に支えられているワークマン。 ノルマも期限も設定しなくても、社員は皆自分の夢や目標に向かって走る。大事なのはそれを時間がかかってもやり遂げさせること。2:6:2理論の中で大切なのは、上位2割のパフォーマンスではなく下位8割を活性化させることだ。 これこそ、真の意味での企業の力であり、ユニバーサルな経営だと思う。うちの会社がその対極で、属人的な能力の結果的な連続性でここまで持ってきたのだと思うと、今後10年はともかく未来100年が不安になる。 P.114 短期目標をいくつも掲げるほど会社はダメになる P.116 会社は個人の頑張りには頼らない P.143 幹部は思いつきでアイデアを口にしない。社員はやらなくてもいい仕事に時間を取られて迷惑だ P.160 社員のストレスになることはしない経営 P.170 システムに最初から完璧を求めない P.178 意見を変えるのがいい上司 P.180 上司は50%間違えると公言することで、部下が提案しやすくなる P.225 やり抜く力 GRIT P.268 経営で一番重要なことは「しない」こと=やりたいことが明確 P.279 センスメイキング理論、意味づけの集約と周囲の納得。リーダーシップにおいて重要 P.283 しくみをつくり、社員一人ひとひの力を発揮させるサーバントリーダーシップ

死の講義

死の講義 橋爪大三郎

いつもはだいたい図書館で借りて読んでみて再読したいものを買うのだけれどこれは帯とネットでたまに記事を読んで面白いと思っている人のものだからいきなり買ってみた。いろんな宗教が死をどのように説明しているか、ということを中学生にも分かるように書いた本だというから。内容は大雑把に一神教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)、インド哲学系(ヒンドゥー、仏教)、中国系(儒教、道教)、日本オリジナル(日本の仏教、神道)となっていてそれぞれの宗教の基本的な考え方とそれに基づいて死をどのように説明しているか、ということを解説している。作者に言いたいことは...確かに書きかた、表現こそ分かりやすいけれども内容はやっぱり難しいよ、ということでこれをさらっと理解できる中学生とかほんとにいるのかなと...いるんだよね、でも。優秀な人っているから。しかし本書のテーマはやはり重要で、死んだらどうなるか自分で決める、だいたい本書にはそのバリエーションが網羅されているのでそこから選べばよい、そして「自分でどのように死ぬか決めてそのように生きると結果として自分が思ったように死ねる」と説く。現代は科学万能主義で比較表を作るが如くの相対主義が幅を利かせているが、万物、特に死のようなことは科学や合理主義では割り切れない、そして人類の英知の結晶である宗教的な思索を抜きにはやはり納得が得られない、そういうことだろうな、と。簡単に人が死んだ昔と違って今は医学の進歩もあって死が身近になくそれ故にあまり考えが及ばなくなっているのでは、という危機意識から書かれた作品。とても興味深く考えさせられました。おすすめです。

その仕事、全部やめてみよう

その仕事、全部やめてみよう 小野和俊

小野さんブログの世界観そのままに、エンジニアとしての生き方、ビジネスパーソンとしての生き方についての刺激と示唆が詰まったエンタテインメントという感じの本。面白かった!

Spotify

Spotify スベン・カールソン/ヨーナス・レイヨンフーフブッド

音楽ファンとして非常に気になる存在。スウェーデンで起業したスタートアップがいかに世界的な存在になったのか、について非常に興味があったので手にとってみた。一般的な音楽の聴き方がレコードからCDになりそして今ではストリーミングとなっている認識なのだが、そして自分はAppleMusicに加入しているのだが、やはりストリーミングを一般的にしたのはSpotifyという認識を持っている。その彼らがどういう動機とどういうやり方で新しい世界を作ったのかを知りたいと思っていた。その観点からまず言いたいことは…原文が悪いのか翻訳が悪いのかわからないけれどもすごく読みにくい、ということでもしかしたら技術的な核心の部分には触れられなかったのかもしれないけれど一見簡潔に書かれている文章がなぜかものすごく読みにくい。そして物語そのものも、違法ダウンロードを無くし音楽家にも利益が出るようにいわば音楽の裾野を広げようとした、という美しい動機が語られてアップルやテイラー・スウィフトとの戦いなどが描かれているのだが...その辺は割と淡白に書かれていてどちらかというと金に関するところが生き生きと描かれている印象。あまりも生臭くて後半ちょっと気持ち悪くなったくらい。どういう目的で書かれたのかわからないけれども正直なところSpotifyのことが嫌いになりました。これは逆効果じゃないかな。お金の話が大好きな人にはおすすめします。

「3つの言葉」だけで売上が伸びる質問型営業

「3つの言葉」だけで売上が伸びる質問型営業 青木毅

上司の推薦で読み始めた。 正解がない営業スキル。 著者が過去の成功体験からまとめた、一つの勝ちパターンが紹介。 真の営業マンはお客様に「売る」のではなく、「買ってもらう」。 それはお客様が自らの意思で自発的に行うもの。 そのためには、一方的に説明をおしつけるのではなく、お客様の課題やニーズなどを質問から導き、お客様のお役に立つ営業スタイルが重要。 →それが質問型営業! 自分を振り返ると、確かにこちら側の説明を理解してもらうことに必死になり、お客様との会話がぎこちないケースが多かった。 営業スタイル見直しのきっかけにして、まずは質問型営業を実践してみる価値はある。

大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした

大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした クルベウ/藤田 麗子

人生に訪れる三度のチャンスとは。一つ目は、まるで反りが合わない人やまったく自分に合っていない仕事を手放すチャンス。二つ目は、自分を心から愛してくれる人をもっと大切にしながら共に生きていくチャンス。三つ目は、年がいくつであろうと、今どんな状況に置かれていようと、誰にでも必ずある、得意分野を見つけるチャンス、最後に付け足すなら自分を愛するチャンス。である。 幸せになろうとする時、誰かや何かを必要とするのではなく、自分で幸せになれるようにすること。 私たちの幸せは「自由」にある。

アマゾン化する未来

アマゾン化する未来 ブライアン・デュメイン/小林 啓倫

Amazonのビジネスモデルを解体する。 Amazonに対する批評を、社会性・ビジネス性・労働環境・デジタル面、様々な面で切り込む。 ベゾスの長期的思考は勉強になった。 『バルス』『デジタルマーケティングの教科書』『アキハバラ@DEEP』が繋がって最高に読んでて気持ちいい。

0メートルの旅

0メートルの旅 岡田悠

2021年4冊目 本に載ってる話はどれも本当に素敵な旅ばかり。今まで国内外いろいろ旅行はしたけど、ここまで楽しめた旅ってあったかな。次お出かけする時はガイドブックや口コミサイトをなぞる様なものじゃなくて、もっと旅の意外性を楽しめるようになりたいと思える本でした。

理系読書

理系読書 犬塚壮志

読んで、やってみて、確かめる(実験して評価する)。仮説立て、本を読んで検証する。まさに理系学習のやり方です。本は最初から最後まで必要なところだけを拾い読みして後は捨てる、ビジネス書の読み方について指南されている一冊だと思う。

反省記

反省記 西和彦

西和彦が工学単科大学を創設するというニュースに接し、興味を持って読み始めた。西氏が何をコンピュータ界にもたらしたか、若年の頃の記憶で薄ら知っていた程度であったが、当時の熱量を懐かしく感じることができた。しかしここまで挫折の連続だったとは知らなかった。ともあれ行動力がありすぎて、自分と何が違うのだろうか。小手先のスキルでなく、もっと大きなビジョンの違いなんだろうか。同世代のビルゲイツや孫正義氏が今なお名を上げている事との違いは何だろうか。人脈が成功の素と言われるが、自分は前に出ず人に頑張って貰うことは難しい。しかしまあ、前回はリーマンで創設頓挫、今回はコロナと、つくづく試されているなぁ。

脱マウス最速仕事術

脱マウス最速仕事術 森新

「お役立ちのキーボードショートカット」を学ぼう本。 ただ丸暗記するのでなく、その動作の意味と関連付けて覚えていくところが、良いと思いました。 完全な脱マウスはハードル高そうですが、とりあえずは左手だけで使えるものから取り入れていきます。 Windowsキー+Shift+Sでスクショ(いろいろなタイプの)が撮れるのはもっと知られていい!

天才科学者はこう考える

天才科学者はこう考える ジョン・ブロックマン/夏目 大

ユニークな本だ。 例えるなら「試供品のサンプルを集めたら、それだけで並の商品よりも凄いものが出来ました」みたいな感じ。 「映画の予告編をまとめて1時間みたら、普通の映画を1本見るよりも遥かに面白かった!」とも言えるような感覚。 各分野の科学者達が自分の専門からの科学的な知見を述べてくれる。 根底に流れる思想として、どの人も「常識ではなく本質」に近づこうとアプローチしている。 改めて自分が世の中を「本質を見ようとしないで」過ごしている事に気づかさせてくれる。