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藤井聡太のいる時代 朝日新聞将棋取材班
僕も朝日新聞に手紙を寄せた72歳の女性と同じく、藤井さんや羽生さんの活躍に影響されて将棋を始めた。幼少期の将棋との出会いから現在に至るまでの藤井聡太二冠を見つめたルポルタージュである。厳しい将棋界には天才や苦労人が他にも沢山いる。 本当に彼のいる時代にまだ生きていて良かった。 |
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寿町のひとびと 山田清機
寄せ場としての機能を失い現在では福祉の街として知られる寿町。それを裏で支える人々の信念というか力強さに感服する。「あっち側」「こっち側」という視点をいつの間にか持っていたことに気づく。 ドヤの帳場さんの腹をくくったタフさが魅力的だ。 高校時代ドヤの郵便配達をしていたよ。
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コロナと生きる 内田樹・岩田健太郎
ハイハイ、お二人ともお偉いです。 |
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京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ 山極寿一
霊長類の研究として実際にゴリラと共生した先生の話。ゴリラや現地人との関係性構築に際して山極さんが実践したコミュニケーションの根本を考える本。 とんでもなく色々な経験をしていて、そこからの学びも興味深い。 |
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自分の名前で仕事がひろがる「普通」の人のためのSNSの教科書 徳力基彦
特に尖った個性を持たない一般人が、どうすればSNSを有効活用出来るのか? 「自分の名前で仕事が広がる」のタイトルから分かる通り、実名、所属企業を公開した上で、SNSを有効活用していきましょう! ってことなので、結構ハードルは高め。 匿名の範囲内で、そこそこやって、途中から実名に切り替えるとか、信頼できる人間だけ、Facebook(こちらは実名)に呼んで繋がるとかならありかなあ。 狙ったメディアに、いかにして目をつけてもらえるか。誘い受けみたいなテクニックは役に立ちそう。
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親子で話そう!性教育 浅井春夫
読みやすくて、サクッと読めた。お値段もお手頃。 ただ内容はあっさりめかなー。 小さいお子さんがいる方、これから子供が生まれるなんて方には良きかと。 性被害に合わないために 人に触られるのはなんかイヤ、という感覚をちゃんと育てる… うーん、言いたいことはわかるが難しいー!笑 家族ではない支援者としては、どーやってこれを目指していけるかなぁ…と思案するところ。 |
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本当の自由を手に入れる お金の大学 両@リベ大学長
投資関連の本はこれまでにいくつか読み、同じ内容を繰り返し読むことになっており、辟易気味だったが、この本はよくまとめられている。 特に年金と、税金のあたりは知りたかったことが書かれていたので、この本はしばらく本棚に入れて、必要なところは再確認しながら家計をもっと整理していく。 「今日が1番若い日」。
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文庫 漂うままに島に着き 内澤旬子
友人から借りて読んだ。小豆島といえば『二十四の瞳』とオリーブの産地がまず浮かぶ。そこかしこにオリーブ畑というかオリーブ農園があるのかとおもいきや、スペインからオリーブの実を輸入してオイルを搾っているらしい。なんだそうだったのか。著者が東京から小豆島に移住した顛末が記してあるのだが、私も心の隅っこに、移住してみたいな、と思っているので興味深く読んだ。別にハウツー本ではないが、ほおー、こういうところを見て(気をつけて)おかなくちゃな、とか、参考になる。単純に読み物としてもかなり面白い。これを機に、前から気になっていた『世界屠畜紀行』も読んでみよう!
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ハイパーハードボイルドグルメリポート 上出遼平
世界のやばい奴らは何を食っているのか、というかなり際どいルポタージュ。もともとはテレビ番組らしいのだけど企画と取材、撮影までを一人でこなしたディレクターが本にしたもの。変な言い方だけどちゃんと書物としてテレビとは別に成立しているところが素晴らしい。取り上げられているのは「リベリアの元少年兵たちが暮らすスラム」「台湾マフィアとの宴会」「シベリアのカルト宗教村」「ケニアにあるアフリカ最大のゴミの山に暮らす人達」でよくもまぁこんなテーマを見つけてきたものだ、という驚きがまず一つ。そしてこれをよくテレビで放映したな、という驚きが二つめ、そしてよく無事に帰ってこられたな、という驚きが三つめ。どれも凄まじいテーマでリベリアの少年兵の中には人を食べたことがある奴がいたり。現地の人間でも近づかないような危険地帯にズカズカと踏み込んでいくところは「真似する人がでませんように」とすら思う凄まじさ。秀逸なのはただ単に際どい連中を写すのではなくそいつらが何を食っているのか、というところに焦点をあてたことで恐らくそこがないと特にアフリカの二篇は凄惨過ぎて使いものにならなかったのでは、という気がする。これは番組も見てみなければならないな。いやほんとに凄い作品でした。
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世界観をつくる 「感性X知性」の仕事術 水野学、山口周
もう役立つものは飽和している。これからは価値や意味の時代。ブランド力。
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三丁目雑兵物語 下 グレゴリウス山田
築六十年のボロアパートに住み着いた、足軽、ドイツ(チュートン)騎士団、ヴァイキング、イタリア傭兵(コンドッティアーレ)など、世界各地の雑兵娘の日常を描く。 世界史ネタ満載で凄く楽しい。 ◯の民の謎めいた最強加減が好き。 |
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中流崩壊 橋本健二
もともとイメージ先行で、昭和の幻想でしかなかった「一億総中流」。 それが、ここ10年あまりの格差社会の進行で、化けの皮が剥がれてきた。 現代における「中流」を再定義し、一枚岩ではないその概要を解き明かす一冊。 一口に中流と言っても、自民積極支持から、無党派の穏健保守、リベラル寄りの勢力まで、その内実はさまざま。 現状は格差容認の自民党しか、まともな政治勢力がないので、まだまだ格差は広がりそう。
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わかりやすさの罪 武田砂鉄
めちゃくちゃいい
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朝日新聞の慰安婦報道と裁判 北野隆一
なぜか読みにくかった。 |
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FIRE 最速で経済的自立を実現する方法 グラント・サバティエ/岩本正明
2020年29冊目。稼ぎを増やして早期リタイア
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奈落で踊れ 月村了衛
前代未聞「ノーパンすき焼き事件」 |
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道然寺さんの双子探偵 岡崎琢磨
シリーズ2作目 熊本地震によって生活が変わってしまった2人の中学生 1人は熊本でいじめにあっていたが 地震を機に避難して来た子 もう1人は母1人子1人の暮らしであまりお金に余裕がないのに 地震のせいで母親が家から出ず 仕事にも行かなくなり ご飯もまともに食べさせてもらえなくなった子 いじめとジャレ合いの境界線は してる側とされてる側の気持ちで決まるのか ランとレンと一海の判断ミスで いろいろ厄介になったりしたけど終わり良ければ全て良し |
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ひこばえ 上 重松清
おじいちゃんの納骨の時にお墓の下に骨壺を収納するスペースがあることをはじめて知った。55歳の主人公が、離婚して絶縁状態の記憶にない父親をたどる物語。 |
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まむし三代記 木下昌輝
斎藤道三の祖父、父、道三本人の三代記の体を取ったフィクション。日本全国を立ちどころに滅ぼすこともできるという武器「国滅ぼし」を三代の親子がいかに用いたのかを解き明かしていく。 みたいな感じの内容なんですが、語彙が少なく、文章が稚拙で、構成は強引。伏線の張り方も雑なので「国滅ぼし」が何なのかは中盤くらいで勘付いてしまいます。読むには値しませんでした。本当に綿密に時代考証が行われた、司馬遼太郎や井上靖的な斎藤道三小説があれば読んでみたいです。ありましたっけ? |
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私をくいとめて 綿矢りさ
0217 2020/12/24読了 頭の中で自分と会話わかる。 会話というか独り言。 タイトルの私をくいとめてとはどういうことなのかなと思って読み進めた。 ここで出てくるのかあ、というところで出てきた。 ひとりのみつ子も共感できるけど、一人ではない時のみつ子も好きだな。 ノゾミさんは作中ずっと良い。
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