草思社の本

犬たちの明治維新 ポチの誕生

犬たちの明治維新 ポチの誕生 仁科邦男

この本を買った時、丁度大河ドラマで、同じところをやっていたのですが、全然違ったぞぉ(笑) 犬に個性がついたのは、明治になってからなんですね。

シッダールタ

シッダールタ ヘルマン・ヘッセ

'08・インドで読んだ本の一つ。 文庫版、シッダールタの翻訳者・高橋健二氏の訳の方が個人的に秀逸だと思う。 コンテクストの観点ではこちらの新訳が勝るとは思うが、細やかなテクストの扱い方は高橋氏の方が圧倒的に丁寧、緻密であると思う。 言葉を尽くして訳している。 この本では世に言うガウタマ・シッダールタ、いわゆる仏陀とは別人としての、もう一人の仏陀を描く。 彼は、彼の生を全うする中で、彼の生き方によって悟りを開く。 作中、ガウタマ(本編の主人公ではない)も悟りを開いた人、として書かれるが、それはそれとしての別種の悟りを開くのが本編の主人公である。 (ガウタマが如何にして悟りを得たかはここには書かれていない。) ただ… 本編の主人公、シッダールタにとっての師とは娼婦であり、世尊であり、聖者であり、川であり、石であり、物であり、愛であった。 真理というものは、それが一面的である場合にのみ、言葉にすることができ、表現することができるのだ。思想で考えられ、言葉で表現できるものは全て一面的なのだ。すべて一面的で、半分なのだ。全て全体を欠き、完全を欠き、全一を欠いているのだ。 (中略)…だが、世界そのものは、私達のまわりと私達の心の中に存在するものは、決して一面的なものではない。 (中略)…そう見えるのは、私たちが、「時」は実在するものだという迷いにとらわれているからだ。 (本編より抜粋) 全ては一如性を持つものであり、時は存在せず、全ては一つであり、一つは全てである。真理と呼ばれるものでさえ、十全であるとは考えないこの思想に、ぼくは深く惹かれる。

親日派のための弁明

親日派のための弁明 金完燮

読みながら金さんすごあなぁと思いました。自分の国についてこんなにかけるなんて。 ある留学生のメールにアメリカの大学でアジアの歴史の授業でいままで習ってきた内容と微妙に違う!先生は「私は、韓国政府が韓国と日本との歴史的関係について学生に誇張した歴史を教えていると考えているが、君はどう思うか」と聞いたそうです。しかし、彼は韓国で教えられている歴史は事実だ、と全くゆずらない… 今まで信じてたことが違う、なんて受け入れるのはむずかしいですよね、自分がそんな立場に立たされたら、と思うとこわい。

手の治癒力

手の治癒力 山口創

てあてがなぜ効果的なのか? わかりやすく、科学的に書かれた良書

イタリアの幸せなキッチン

イタリアの幸せなキッチン 宮本美智子

永沢まことの絵と、今は亡き奥さまの文章がいい感じにミックスしてる。 二人のゆるくて、とても豊かなイタリア生活が、心から羨ましくなります。 トスカーナの自然と、食と、スケッチ三昧。

「日本の朝鮮統治」を検証する1910-1945

「日本の朝鮮統治」を検証する1910-1945 ジョージ・アキタ

九分どおり公平だった朝鮮統治。 嘘をつくことは意図的に偽りを語ることである。つまり、あることが真実でないことを、あらかじめ認識しつつ、なおかつ、あえてそれを伝達することによって相手をあざむこうとすることである。一方、あることを真実だと心から信じ、結果的に誤ったことを相手に告げることを、嘘とは言わない… 韓国のお偉いさんは真実を知っているわけですよね?? いったいなにを考えているんだろう…?

銃・病原菌・鉄 上巻

銃・病原菌・鉄 上巻 ジャレド・ダイアモンド

仕事が大変な時は、スケールの大きい、たとえば人類の歴史に思いを馳せるのが私なりのストレス発散法。上巻は表題の3つのうち病原菌しか出てこなくてびっくり。専らその前提となる大陸の植生や気候が狩猟採取民になるか農耕牧畜民になるかという運命をどう分けたのかが圧倒的な分量で語られています。ともすれば退屈な史実の羅列もどうしてなかなか文章に躍動感があって面白い。シマウマがなぜ家畜にならなかったのか、肥沃な三日月地帯がどう恵まれていたのか、次々疑問が解決されるのが楽しく、千年単位で綴られる人類の軌跡に圧倒されるばかり。

数学小説 確固たる曖昧さ

数学小説 確固たる曖昧さ ガウラヴ・スリ

ただでさえ翻訳ものでハードル高いのに数学ものってことで、 読む前から警戒心いっぱいでしたが、ナント面白い! ゆるやかな音楽を聞いてるような、素敵な文章で^_^

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