文藝春秋の本

妻から哲学 ツチヤのオールタイム・ベスト

妻から哲学 ツチヤのオールタイム・ベスト 土屋賢二

2021/11/18 読了 久々のツチヤ本。いつもながら、話の展開と言葉の遣い方、そしてオチに感動。これだけの言葉を使いこなすにはそれだけの知識が必要で…。 「幸福論序説」がいちばん面白かった。楽しい時間を過ごすことができました。

僕が夫に出会うまで

僕が夫に出会うまで 七崎良輔

感想は上手くまとめられないけれど、一気に読んだ。性別がどうではなく、好きな人・大事にしたい人と一緒にいたい話。

剣と十字架 空也十番勝負(三)決定版

剣と十字架 空也十番勝負(三)決定版 佐伯泰英

第三巻。 居眠り磐音もだいぶ落ち着いている人柄だったけど、息子はその上を行く落ち着き具合(というか上品)。巻を追うごとに増していく主人公の清廉な上品さと、権力者というか敵の醜さ(とっても横暴)とのコントラストがしっかりしているので、勧善懲悪な感じで読後感がいい。久しぶりに時代劇を見たくなる。

炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク107

炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパーク107 石田衣良

言葉は鏡。 自分の行うことは正義だと信じて疑わない。 SNSで火を放つことも。 叩いたコメントを本人が被害者に読み上げるシーンが心に残った。 そこには、殺人鬼でも怪物でもない弱い人がいた。 残暑になるとIWGPが待ち遠しくてしょうがない。 また、来年も待ってます。

ある男

ある男 平野啓一郎

テーマの一つは「愛」。 極論、過去なんていくらでも装飾できるから、多少であればそれほど気に留めずにコミュニケーションを図ることはできる。 ただ、それが100%作り物となると、相手の何を信じれば良いのか、相手はいったいどんな人間なのかわからなくなる。 相手の過去のエピソードも含めて愛しているから、それが別の人物のエピソードとなると「私が愛したあなたは誰?」と混乱し、不信感、憎悪につながる。 実際にその人とコミュニケーションを取り、少しずつ愛を育んできたにも関わらず、その過程すらも嘘のように感じてしまう。 他の人物になることで解放されるのは、大枠は小説や映画の世界に没入するのと同じなのかな。 美涼の言葉が刺さる。 「わかった上で、愛し直す。」

沈黙のパレード

沈黙のパレード 東野圭吾

10年ぶりくらいにガリレオシリーズを読みました。 単純な話のようで、ちゃんと読者を満足させるプラスαがありました。さすがの大先生です。

9
花束は毒

花束は毒 織守きょうや

できるからって何でもしていいわけじゃないし、何が正しいのかも、私が決めることじゃない。

8
赤の呪縛

赤の呪縛 堂場瞬一

政治家の息子の心境は想像し難い。 今後があれば面白いかもしれない。

スマホ危機 親子の克服術

スマホ危機 親子の克服術 石川結貴

娘がゲームをやめない。さあ、どうしようか。 そんな悩みから選んだ一冊。 激変する社会を生き抜くためのスマホ教育はどうあればいいのか。 実例や事件から、なぜ起きたのか、 子供目線からの実態を学び、親ができる対処法が述べられている。 一番大切なのは、子供の悩みや苦しみに向き合い、親の本心を伝え、お互い共感できる親子の関係性が再構築できるか。 難しいが、機械に向き合うより やっぱり人と人の問題。

神さまを待っている

神さまを待っている 畑野智美

読んでいる間、怖くて仕方がなかった。派遣切りからホームレスへの転落。このコロナ禍では、正社員だからといって安泰ではない。自分も主人公のようになる可能性は充分にある事を突きつけられた。

透明な螺旋

透明な螺旋 東野圭吾

久しぶりにガリレオ。やはり引き込まれて、一気読み。 今までのも読み返そうかな。(たぶん今までの伏線忘れてそう)

50歳になりまして

50歳になりまして 光浦靖子

人に流れる時間って人それぞれ、って書いてるけど、これは国にも言えてると思う。海外に長く住んだとき1日に流れる時間が日本と同じ24時間とは思えなかったもん。 読んでていろいろ共感すること多し。 カナダ生活を大いに楽しんでください。 光浦さんに幸あれ!

ギブ・ミー・ア・チャンス

ギブ・ミー・ア・チャンス 荻原浩

荻原浩さん中毒に浸りたい気分で選んだ一冊。 夢を目指して、人生をもがく人達の葛藤を描いた短編物語。 主人公たちのココロの本音と不安。それがリアル。 もがいてもがいて、でも上手くいかない人生。 でもラストの小さな小さな幸せでホッコリ。 やっぱり荻原氏の小説はやめられない。