中村能三の訳書

要約すると

要約すると サマセット・モーム

モームは月と六ペンスしか読んでないので、このひとのことあまり知らなかったのですが、劇作家だったんだすね。しかしモームが劇作を離れ、小説に戻ることにした動機、理由は、実はすごく共感できる。しかしこのひとはカッコイイ。奢らず謙虚で、正しくあろうとする。吃音があったから身の程をわきまえるように育ったんだ。

サキ短篇集

サキ短篇集 サキ

『オー・ヘンリーと並ぶ短篇の名手』と、サキはしばしばそのように紹介される。読んでみると合点がいく。 ユーモアで上手に包んであるけれども、根底に鎮座するのはニヒリズムに似た禍々しい何か。なるほどこれがブラックユーモア。 秀逸な短篇集ゆえ、一読の価値ありかと。

サキ短編集

サキ短編集 サキ

イギリスに生まれ、短編作家としてO・ヘンリーと肩を並べるサキ。しかし日本での知名度は圧倒的にヘンリーの方が高く、サキはマイナーな作家とされている。 以前よりその風評は聞いていたのだが、先日たまたまブックオフで安売りされていたので購入。流し見したところ一話辺りおよそ5~6頁。短編集というには流石に一話一話が短いのでは?と思っていたが、海外文学らしく一頁辺りの文量が非常に長いため、非常に読み応えのある作品郡であった。 サキという作家はそのブラックユーモアと鬱屈とした切り口を武器としていた作家であり、この短編集にもそれが遺憾無く発揮されている。この表紙の、子供の作った稚拙な人やカラスの版画も、その雰囲気作りに役立っていると感じた。決して恐怖ではない不快感。しかしそれは意外にも苦しいだけのものでは無い。 さて前置きが長くなってしまったが、サキという作家について興味を持った、持っているという人にも是非ともお勧めしたい一作である。ちなみに私のオススメは「狼少年」と「話上手」である。どちらも面白さの方向性が微妙に違うのだが、どちらも反道徳的な恐ろしさを楽しめる一作だ。

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