吉田恒雄の訳書

IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅

IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅 ロマン・プエルトラス

『やはり人生というものは、些細なことに左右され、何の変哲もない場所が、時として感動的な冒険の出発点ともなりうるということだ。』 サドゥー(苦行を積む行者という意味だが、彼の場合人を騙してばかりのマジシャンだった)のインド人の主人公アジャタシャトルー・ラヴァッシュ・パデル(絶対名前覚えられないよね)がIKEAのベッドを騙し盗む為にフランスにやってきた。が、まさかまさか、彼自身がマジックをかけられたかのような旅と冒険(しかし危機と恐怖ばかり訪れるマジックだけどね)をすることになる… とにかく主人公もついてけないくらい早い展開で話が進む物語。時として自分が意図していない経験(まるでいつのまにかジェットコースターに乗り込んでいたかのような)をしても、バカになって楽しみ抜け…!(主人公はただおバカだっただけかも…)と、人生には片道切符しかないのだから(この本の作者が作家になった理由のひとつ)と作者が言っている気がします。確かに映画化するなぁと納得のストーリーです。(ということで2019/6/7公開の映画も観なくちゃネ!) 2019/5読み終え*

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ブルックリンの少女

ブルックリンの少女 ギヨーム・ミュッソ

「フランスミステリー」と「謎の女」のキーワードからピエール・ルメートルの「その女、アレックス」(死のドレスを花婿にの方が好きですが)読了後のような感動を期待して手に取りました。 全体の構成のうまさや伏線の回収の鮮やかさ、結末の衝撃度はアレックスに劣りますが、各章に付された名書からの引用や最後の詩的な手紙(ここで感動すらした)が魅力的でした。本来作者はミステリー作家でないというのも納得。それでここまでのミステリーを書けるなら素晴らしい才能と思います。 ただ、2018年の評判上位の作品なら、総合的にみて、そしてミランダを殺すの方が個人的に好きです(カササギはまだ読めてない)

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死のドレスを花婿に

死のドレスを花婿に ピエール・ルメートル

個人的には、「その女、アレックス」よりこちらの方が好きです。 物語の進行のテンポのよさのおかげでサクサク読みめられ、一日で読み上げました。結末も文句ない出来で、読後の爽快感があります。 正直、今まで読んだミステリーで一番好きです。この本がきっかけでピエール・ルメートルの他の作品も新作(邦訳)が出るたびチェックするようになりました。

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