坂本あおいの訳書

ブリット=マリーはここにいた

ブリット=マリーはここにいた フレドリック・バックマン

同じ筆者の「おばあちゃんのごめんねリスト」「幸せなひとりぼっち」がとてもよくてこちらも読みました。 筆者の世界観はそのままなので、浸れて良かった。終わり方がふんわりだけどいいです。 「おばあちゃんの…」に、アストリッドリンドグリーン(スウェーデンの作家、長くつ下のピッピ)の「はるかな国の兄弟」が出てくる。 リンドグリーンに「ブリットマリはただいま幸せ」という本があるから、そこから来ているのかしら? そちらも読んでみたい。

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ねじの回転 -心霊小説傑作選-

ねじの回転 -心霊小説傑作選- ヘンリー・ジェイムズ

唯一言えるのは、こめかみにゆっくりとねじを穿たれるような読書感。よく難解と評されるが、理解が難しいとかではなくて、感想にしろ考察にしろ、読んで自分の中に受けとめたものを簡潔に表現することがとにかく難解な本。決して個性的な作家ではないのに、未だにヘンリー・ジェイムズと並べられる作家を挙げられない。

出口のない農場

出口のない農場 サイモン・ベケット

わけありのイギリス人である主人公がフランスの片田舎まで逃げてくるところから物語が始まる。 車を捨てて歩き出した主人公は農場主の仕掛けた罠に傷つき歩くこともままならなくなってその農場に世話になることに。 タイトルからして逃げられなくなるのかと思いきやそうでも無く、なんとなく偏屈な農場主とその娘二人とのギスギスした共同生活を送るうちにじょじょに農場に秘められた過去が明らかに、という作品。 予想してた結末と違い醜い物語ではあるがミステリとしてかなり上質であったのも事実。 面白く読みました。

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