山形浩生の訳書

ウンコな議論

ウンコな議論 ハリー・G. フランクファート

私の周りは(もちろん私も)、ウンコな感じです。 しかも、ゆるい… (引用) “人々は嘘よりはウンコ議論や屁理屈のほうに寛容である。これは人々が前者を個人的な侮辱として受け取るからかもしれない” なるほど、確かに国会中継を見ている時に最も多く感じるのは、トホホ感であって怒りではない。 (引用) “民主主義における市民はどんなことについても〜中略〜見解を有する責任があるという広範な決めつけも、ウンコ議論生産の大きな要因である。” テレビのワイドショーも(ニュース番組も)、ブログやSNSも、人々がただ語るための場であって、語られる対象は取っ替え引っ替えなんでもいい感じだ。 目から耳から、ウンコが入ってきて、口と指先からウンコが出て行く。 今はそんな世界だ。

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海賊の経済学 ―見えざるフックの秘密

海賊の経済学 ―見えざるフックの秘密 ピーター・T・リーソン

海賊とはなんぞや?を経済学と言う視点から評価した本 粗暴なサディストで気が狂ってる奴ばかりが集う集団なのにどうして組織として上手く機能していっているのか? 財宝の取り分を巡って仲間割れなど起こらなかったのか? 実は強かで合理的な犯罪組織である海賊達の正体が分かりやすく書かれていて経済の知識皆無でも読める

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動物農場

動物農場 ジョージ・オーウェル

ソ連の社会主義の現状を戯画化した作品だが、物語の中に感じられる既視感は、決して社会主義だけの問題ではないと感じさせる。1940年ごろに書かれた本書だが、現在まで文明的には発展してきたのかもしれないが、政治機構的にはあまり変化してないのではと勘繰ってしまう。色々と考えさせられた。

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貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える

貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える アビジット・V・バナジー

「貧乏人は自己管理能力が低い」というもっともらしい言葉を述べる人がいるので、検証のために読んだ。 わかったのは、ある人が貧乏であるということは、その人の自己管理能力が低いという薄っぺらで個別的な理由ではなく、将来に希望を抱けない環境にいる人は計画的に生きるということができず、その結果、自己管理能力も衰えてしまうということ。 つまり「貧乏」を解決するためには、人が希望を抱くことのできる明日、来週、来月、来年を提示できる社会が必要だということ。 そうして初めて人は将来のために自分を律して計画すること貯蓄することを行うことが可能になる。 原因と結果は容易に反転し、個々人の性格や環境などに責任を帰することは簡単で、わかりやすい結論に飛びつく人には飛びつく理由があるのだと考えさせられた。

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