岡本浜江の訳書

修道士の頭巾―修道士カドフェルシリーズ〈3〉

修道士の頭巾―修道士カドフェルシリーズ〈3〉 エリス・ピーターズ

修道士の頭巾=トリカブトのこと 形が似ているところから付けられたそうです 肌に擦り込む消炎鎮痛剤として作った カドフェルの調合薬が毒殺に使われてしまう その話を知っているのは誰か 駆けつけた現場にいた荘園主の妻は 十代の頃に愛を交わした昔の恋人だった カドフェルシリーズは犯人がわかりやすく ミステリとしては弱いのかもしれない それでもなお、物語に魅力がある 第二巻での政治的対応の不手際で 修道院院長が招集されて旅立つ所から始まり、 最後その結果を持って帰って終わるのだが この最後はたまらなかったなぁ

テラビシアにかける橋

テラビシアにかける橋 キャサリン・パターソン

『あらすじ) 家は貧しく、姉2人妹2人に挟まれた小学4年生男児『ジェシー』と、資本主義から抜け出し田舎暮らしを体験する共働き夫婦の1人娘『レスリー』。 自由で何者も恐れず自分を貫くレスリーに尊敬と羨望を抱き、自分を少しずつ解放していくジェシー。 2人で森の中に作った2人だけの世界、『テラビシア』にいる時だけは、2人は自由だった。 (ほそく) この本は1977年にアメリカで初出版され、2度映画化されている。 2度目の2007年映画化は、実際ガールフレンドを無くした、作者の息子さんが脚本を手がけた。 作者さん自身も、ガンの手術後に当作品を生み出していて、死は彼女(彼)らの身近にあった事が興味深い。