黒川由美の訳書

通勤の社会史

通勤の社会史 イアン・ゲートリー

通勤の歴史を通勤手段のみならず、それに伴う社会変革まで包括的にまとめた本。 とにかく面白かった。移動範囲の拡大による街の発展、人々の生活にもたらされた変化、それに伴い発達した他の分野、等々。

最後の晩餐の真実

最後の晩餐の真実 コリン・J・ハンフリーズ

欧米ではそれどうなの、と言われるとは思うんだけどカトリックの高校に三年、プロテスタントの大学に四年通ってたので信者では無いけどもそれなりに宗教、特にキリスト教には興味があるので手にとってみた。イエス最後の晩餐がいつで磔刑がいつだったのか、を解き明かした本。福音書で微妙に内容が異なるため、最後の数日については昔から諸説あるらしくこれを天文学や聖書以外の文献にもあたって追求した内容。かなり説得力のある展開で磔刑でこと切れた日付を西暦33年4月3日と特定し、それに至る行動も具体的に解き明かしている。その情熱がすごいし信者では無くてもある程度楽しめる内容だと思いました。

オン・ザ・マップ 地図と人類の物語

オン・ザ・マップ 地図と人類の物語 サイモン・ガーフィールド

いやー、これは読んでいて楽しかった。紀元前のアレクサンドリア図書館での地図に始まり、大航海時代の地図、旅行ガイドの歴史や、ゲーム内の地図、GoogleMapsにOpenStreetMapまで。地図を巡って紹介される数々のエピソードは、まさしく人が世界をどう捉えてきたかの歴史。取り上げられる地図はオンラインのアーカイブで見られるものもあるので、出典などが整理されているともっと嬉しかったかったかも。

0394d359 3fef 483c 8570 6ae519a5118e965ae3b4 601e 447a b26d 5777e7981b20      2 normal