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新田洋平

職業プログラマ。77年生まれ

職業プログラマ。77年生まれ。福岡市大名在住。読書と飲酒に生かされています。

85

コメントした本

FACTFULNESS10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

「ファクトフルネス」とは著者ハンス・ロスリングの造語で「事実とデータに基づいて世界を正しく捉えようとする態度」のこと。彼が作った13問の3択問題、通称チンパンジークイズはダボス会議参加者などのどんな優秀な人たちに解かせても母集団の正答率は滅多なことがなければチンパンジーがランダムに選んだ回答(33.3%)を越えられない。 人は様々な本能に縛られていて世界を悲観的あるいは劇的に捉えてしまっている。そして、それはネット上で糾弾されがちなメディアやプロパガンダのせいではない。自分自身の無理解やドラマチックな世界の見方から来ている。 この個人における「不都合な真実」を目を逸らさず受け入れることが、著者の遺作となった本書で訴えたかったことであり、ビル・ゲイツが本書を全米の大卒希望者全員にこの本を配ることを決めた理由なのだと思う。 世界を今より高精細な解像度で見つめ直すきっかけになる一冊。

約1か月前

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福岡市を経営する

自分は福岡市民なので市長の執り行う施策については実際に知っている話は多かったですが、現職の市長によるリアルな体験談、そして経験の共有という意味でとてもおもしろい本でした。 自分の理想に衝き動かされて周囲をどんどん巻き込んで施策を推進する高島市長は、確かに一介の政治家というよりは「スタートアップ特区・福岡市」の創業者のようだなと思えました。

約2か月前

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マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力

進捗の支援こそがマネージャーにとって最も大切な仕事であるという主張に賛同したので読んだ。 もちろん自分の経験としてチームを良い状況にしたことも悪い状況にしたこともどちらもあるが、定量的な測定を重視した記述の本なのでその頃の自分の行動や決定のどういう要素が影響して、その結果を生んだのかを冷静にふりかえるのに役に立った。

4か月前

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ちひろ

最初はちひろに対して達観した自由な女性という印象を受けたが、読後は普通の女性としての過去と決別することで手に入れた天衣無縫だったんだなと印象が変わった。 水族館での色んな種類のマグロをヘルスの客になぞらえるシーンでの様々な男性の描き分けが印象的だった。

5か月前

1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣

サクッと読める。時間より貴重なものは無いことを思い起こさせてくれる本。

5か月前

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ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言

会社員の良い面を最大化しようという主張と会社の名前より個人の名前で生きていこうという主張の二つが混ざり合っている。しかし、結果的にそれが著者固有の意見になっていてこの本の熱量になっていると思う。

6か月前

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エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

エンジニアリングとは何か、という個人に属する問いから、メンター・メンティー、開発チーム、技術組織、と徐々に関わる人数の大きいテーマを扱っていく章構成が素晴らしい。通読すると自分が今どのフェーズにいるのかに依らず体系的にエンジニアリング組織を理解できる。 不確実性の削減としてのエンジニアリング、他者の行動変化を促すメンタリング、複数人チームでのアジャイル開発、技術組織の構成の影響を受けるシステムと技術的負債、などなど。エンジニアを続けていく上で向き合うことになる課題を先んじて知ることが出来る良書。

7か月前

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世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

病気を減らすのに適切な食事は何かを研究結果の引用を通して提示している。著者も指摘するように健康情報は情報商材にされやすい側面からセンセーショナルだったり意外な驚きが含まれているものが好まれやすいが、著者のエビデンスベースのアプローチはその極北にあるといえる。 そのためそこで紹介される食材も経験的に身体に良いとわかっているものが大半だったが、統計に基づいた裏付けを得られるのが本書の類書との圧倒的な差別化になっていると感じた。

9か月前

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OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

Intel のアンディ・グローブが作り、現在は Google を始めとした大きな IT 企業から数人のスタートアップまで広く受け入れられている目標達成のためのフレームワーク、OKR (Objectives and Key Results) についての解説本。 読んでみて大きく二点が特徴的だと感じた。 ひとつはゴールの設定は会社のミッションに沿っている必要があるので、ボトムアップな導入ではうまく機能させるのは難しいだろうという点。少なくとも導入可能な最小単位は目標達成が報酬に反映出来る程度の大きさになる。 もうひとつは設定したゴールは隣接するメンバーと連動するものを設定するので双方向性の高いパフォーマンス評価が前提となり、自然と健全性や目的意識の共有が推進され無用な組織の階層化を防いでくれる点。 対象読者はある程度の組織規模でOKRの導入を考えている人や導入済みだがなんらかの理由でうまくいってない人、ということになると思う。 個人的には海外企業の TGIF カルチャーは、OKR の金曜日のウィンセッションが源流にありそうで合理的なイベントなんだなと想像できたのが嬉しかった。

11か月前

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スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学

「問題解決型リーダーシップとは何か」ということを解説した今も通じる普遍性のある内容の古典だった。 「ソフトウェア開発というのは結局人と人との関わりなんだ」と結ぶのは容易い。しかし、著者は自身の経験談を交えて人間学と呼べるレベルにまとめ上げている。章の構成もよく練られていて、後半の章にいくほど抽象度が高い内容になっている。 数年前にこれを読んでも理解できなかっただろうなという箇所がいくつも出て来たので、また数年後読み直しても違う感覚を持って読み直すことになるのは間違いない。 できれば20代の頃に読んで「よくわからない本だな」と思ってから、改めて中年になって読み直して感銘を受け、晩年に思い出し照れ笑いをしながら読み返す、そんな感じの出会い方をしたかった、もっと早く読んでおきたかった本だった。

12か月前

英語多読 すべての悩みは量が解決する!

以前、語学力強化のために一年間ほど英語多読をやっていた時期があったが、効果もあったし何より楽しく達成感が得られてストレスの一切かからない学習法だった。 この本を読んでみて、当時の単語が少々わからなくてもどんどん読み進めていると自然と意味がわかるようになってくるという不思議な感覚を思い出せた。また再開しようと思う。

約1か月前

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カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

アジャイル開発や SCRUM の本は巷に多く溢れていますが、正直どれから読んだら良いのかわからないという人にとってオススメな本だと思います。実体験を伴うリアルな日本の開発現場を舞台にしたストーリー仕立てのため、なぜ私たちがこれらの開発手法を取り入れるべきなのかという問題意識を持つところから理解を進められます。また、様々な書籍のエッセンスが順序よくまとめられているのも最初の一冊に勧めたくなる理由でもあります。 開発手法そのものにこだわるとどうしても "How" に囚われがちになりますが、本書を読めば "Why" から始めることがスムーズに出来るのかなと感じました。

約2か月前

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恋する二日酔い

とある缶ビールが紡ぐ群像劇。重すぎず軽すぎずさらりと読める短編集。

4か月前

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自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

「生産性を上げる」というと息苦しくなる人もいるかもしれないが、のんびり自分のペースで暮らすための生産性向上を題材にした本なので多くの人に刺さる内容だと思う。時間をあらかじめ制限したり半年以上先の休暇の予定を押さえておくのは大切だよなと改めて思ったし実践していきたい。

5か月前

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発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

ASD、ADHD、定型発達のいずれに関わらず著者の提案する仕事術の観点は役に立つと思う。「出来て当たり前」の仕事のその全てをそつなくこなせる人はほぼいないので、この本の多様なアドバイスのうちのひとつは必ず琴線に触れるものになると思われる。

6か月前

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福岡はすごい

自分も東京から福岡へ移住したので著者の気持ちはよくわかる。実際に住んでみてここより住みやすい場所はそうそう無いだろうなと。最近の福岡市の動向や福岡市でビジネスを展開している方の意見など参考になる情報が取材ベースで多く含まれていた。 福岡市が今の姿になった歴史的な検証は「福岡市はなぜ最強の地方都市になったのか」を読むのが良いと思う。一方で実際に住むことを検討してみようかな思ってる人にはこちらをオススメしたい。

6か月前

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野性伝説 羆風・飴色角と三本指 作:戸川幸夫 画:矢口高雄

三毛別羆事件を題材にしたマンガ。絵が「釣りキチ三平」の矢口高雄さんで、自然の厳しさと田舎暮らしをリアルに描いていた。Wikipedia の記述と比較してもかなり忠実なノンフィクション作品だけど、改めて背筋が凍るような実話であると再確認。

9か月前

欺術―史上最強のハッカーが明かす禁断の技法

企業が守ろうとしている情報をハッカーはいかにして手に入れているかを様々なエピソードをまじえて紹介している。 すべてのエピソードは数々の企業のハッキング経験のあるケビン・ミトニック氏自らの体験を元にしていると思われる。 中心となる技法は「ソーシャルハッキング」。セキュアなシステムを突破するのではなく、内部者(インサイダー)をターゲットにし、彼らを利用して情報を抜き出す。 情報セキュリティというのは単なる技術の問題ではなく、そこには社会学や人間学への理解が不可欠であることが痛いほどわかった。 最終章の情報セキュリティポリシーは数多くの企業がこの章から借用してポリシーを作っていそうだと思うほど精緻な内容だった。

10か月前

逆説のスタートアップ思考

本書では、スタートアップとはどういう思考パターンを持って意思決定しているのかを教えてくれる。 成功するスタートアップというのは最初から誰の目にも明らかな素晴らしい製品を作るのではなく、最初は一見不合理で反直感的なうまくいかなそうなアイディアに挑戦する。 そこから急激な成長を遂げた企業の示す「不合理に見える合理性」ともいえる行動原理を理解することは同様の成長を目指す上で非常に重要になってくる。 彼らが狙っているのは博打打ちやまぐれ当たりではなく、世界の不確実性を利用して短期間で急速な成長をすること。 著者自ら「これを読んでおいて」とぽんと渡せるような形を目指したというだけあって、副読本も不要でまとまっていて読みやすい本でかつ無駄なく網羅的な内容だった。

11か月前

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福岡市が地方最強の都市になった理由

ぼくは東京から福岡に移り住んで六年経つが、おそらくこの街は他の地方都市と比較しても特異なんだろうな、というのは肌で感じていた。一点に集中した空港・新幹線・国際港の交通インフラ、コンパクトで利便性の高い市街、生産年齢人口の多さ、屋台や山笠など他エリアにない文化、などなど。 今は福岡市はこれらの独自性を生かし、我が世の春を謳歌している都市と言える。その繁栄はここ数年の努力の賜物もあるがむしろ100年以上の歴史のなかで「常識破り」なまちづくりをしてきた人たちの決断や行動が基盤にある。当人の人生より長いスパンでやっと成果が現れる都市計画という事業の遠大さに目眩を覚えた。 民間企業は言うに及ばず、一般には保守的とされる自治体でさえ積極的に変化することを良しとする福岡市の文化は貴重だと思う。他の都市にお手本とされるようになった今も、自ら作った手本を破るような変化に期待したいと住人のひとりとして思う。

12か月前

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