79db7a27 65e0 4abe 91ce f246bca4f2bd

kuwa

小学生を相手に、日々働いています

小学生を相手に、日々働いています。 できるだけ食わず嫌いのない読書を目指してます。 速読も精読も好き。 神保町は聖地。

181

コメントした本

プリズンの満月

実在した森田石蔵という元刑務官の話や、彼が作ったという年表をもとにして書かれた小説。完全にフィクション。 ドラマのような感動や、物語の起伏はない。むしろ時間軸場所軸が前触れなく変わるから、吉村昭に慣れない人には読みづらい印象。 それでもやはり、あとがきにも書かれていたけど「共苦」の感情を作品の基底においてあるところが、日本人たる自分の心を揺さぶる。 戦争責任なんて、個人はおろか、国単位で考えてももしかしたら存在しないんじゃないかと思った。

約1か月前

くたばれPTA

昭和40年代に書かれたショートショート。 かなりダークだったりブラックユーモア溢れてたりしていて、今こんな文章を書く人はいないなぁと思った。 男女を明確に意識していて、昨今のジェンダーレスな感じを嘲笑うかのようなところは嫌いじゃなかった。

3か月前

63b94531 2ee4 4bf3 a4aa ca905bfc3026B07d5f9b 9d10 4fca 86b0 7d27ef4169476bb06d30 3e14 42e6 bed6 45adc97f7d06Icon user placeholder9bba20e9 4127 422a 8876 1e23386ff4e8
ドキュメント御嶽山大噴火 --生還した登山者たちの証言を中心に救助現場からの報告と研究者による分析を交え緊急出版!--

サバイバーズ・ギルトのことや、生還した方の体験談、救助の様子などが細かく記された一冊。 ネットでもある程度読むことはできるけど、時系列にまとまっていたり色々な専門家の私見があったりする意味で読み応えがあった。

3か月前

落日燃ゆ

第二次世界大戦後、唯一の文官として処刑された広田弘毅の話。 A級戦犯がどのように処刑されていったのかが、淡々とした口調で語られていく。 所々に城山の私見も入っているけど、フィクションにさせない描写力が素晴らしい。 自ら計らわない生き方は賛否両論あるし、個人的には好きではないかな。それでも読後感は悪くなく、壮大な絵を見たかのような感じが残った。

3か月前

D58a0b0d e5d7 4b5f 843e 25954138859194ec74d0 861b 4022 9588 911a672cde8588bca8fc ef66 45c0 93c7 2737d0461a90Eaf4a5f0 bc3b 4b28 b90f a039ca5c7ba8C21e0cf0 962c 4e63 86ee 303caba2499188630391 ba3e 445e 9161 af839158ef3c11afb8da 1bf6 4272 bc30 39ed2c854032 9
月夜の魚

吉村昭氏には珍しい短編集。 11編のうち、「蛍籠」「弱兵」「干潟」の3つは私小説、それ以外はフィクションとのこと。 「弱兵」が彼らしい描写が多くて好きなのと、「月夜の魚」「指輪」はダーク吉村が垣間見れて面白かった。 なんだかぬるっとした作品が多かったです。寒い日の朝方に読むといい。

4か月前

コンビニ人間

コンビニでバイトしたことがあるからか、主人公の語る価値観がじわじわ体に染み入る感じがたまらなかった。 分かるわー、いるわー、の連続。 そんなものの見方をしたことがなかったから、新しい視点をもらえたレアな本でした。 みんな普通じゃないのを必死で隠しながら生きてるんだな、という読了。

4か月前

A3b27df3 b7dc 4058 82c6 9e4a136003c248123ef9 21e3 4c09 81ec 3993961d1445Ce036233 bce1 4238 b04f bbda93f4d716F826aeb6 921d 4fa3 9006 280092fbc047Cff787fb 2c6c 4ddb a8ef 1756614425fe47641dbd 00e1 45e9 ba4d cbcb861e59c7Icon user placeholder 234
画題で読み解く日本の絵画

画題を解説してくれている本。独学で学んだものがあったり、あーこれね!と思い出させてくれるものもあったりして、購入したいと思いました。 実際の絵がもっと参照されていると、なお良かった。

7か月前

「鬼畜」の家:わが子を殺す親たち

石井光太さんのルポは、見つけたら必ず読んじゃう。これはずっと読みたかったやつ。 仕事柄色々な親を見るけど、一貫して言えることは生物学的な愛情は必ずあるということ。 そこに生活力や育児能力が複雑に絡み合うから、子供の問題行動は親に起因するところも少なくないということ。 虐待も同じように考えるべきで、多面的に見ないと全体像が見えないという点が共感できた。 まぁでも普通はここまでにならないわな…まさに鬼畜…と思える話ばかり。詳細な描写には背筋が寒くなった。我が子に手をあげるなんて、やっぱり信じられない。

9か月前

84d1a374 bc29 4c2e b929 01982e9a9690Icon user placeholder8f9987fd 83b4 4979 94f6 0abbc628b9f0Icon user placeholder4444c1c1 9373 4808 8aa1 06c8178278757fce8781 13dc 4e0c a5af d59a0310ec51Icon user placeholder 16
子どもは「この場所」で襲われる

関係者から講演を聞いて、内容を忘れないうちに読んだ1冊。 「犯罪機会論」と「犯罪原因論」を考え分けることが、少しできるようになった気がする。 犯罪とは無縁ではないことを自覚して、地域を歩いてみようと思わせられた。時々強引なところもあったかな…

9か月前

79887820 f565 4157 afbd 20a48b6202a70c5f0435 8852 4ed7 be9a 27f721c6fad7B7c07a55 361d 4690 b7f4 b95d617328d5
塩狩峠

あらすじにある事件がどこで起こるのかと思いながら読み進め、もう終わりだよ…?終わっちゃうよ…?と不安になりかけるところで、サラッとした描写。 その部分だけで小説に出来そうなものなのに、その淡白さが逆に衝撃的。 時代背景だけでは説明できない、登場人物の真摯な生き方が丁寧に描かれているところが名作たる所以かな。 主人公は一応信夫ということになるんだろうけど、菊やふじ子の心情の描写があったりして、あまり最近にはない描かれ方でした。

10か月前

A12aa876 bede 4f3d a001 9acab97c7178C86ffa11 bd1a 4657 baf6 1f2830f735c79b92c5df 953f 473f be92 1f218474893d306d24ad a35d 4741 ab55 6db05468d04dF6cf6f38 51a6 4d63 8464 c341795ba2c9Ecf46ec0 9029 4d96 a670 e249838a11a4Fdcb1174 2da0 4636 94e3 92013ef3f4c3 52
マンガでわかる「日本絵画」のテーマ: 画題がわかれば美術展がもっともっと愉しくなる!

日本絵画を勉強し始めてから5年くらいになるけれど、やっとこさこの本の内容くらいなら理解できるようになった。 とても分かりやすいし、この絵を見たい!というのもあって、キャッチーに見えるけれど良書だと思った。

3か月前

6dec539d 71d4 41f5 ac1b aa6f2b69326eIcon user placeholder3eb567f1 9fa4 4bed 83a5 b8c0e6cd556e
履歴書代わりに

敬愛する吉村昭。 彼のエッセイを読めすぎて、もはや既視感しかないけど、それでもやっぱり好き。 終盤に載っていた青春〜の話は、淡々としていてそれでいて氏の死生観が表れているところが素晴らしかった。

3か月前

津波の霊たちーー3・11 死と生の物語

字が小さい。とにかくぎっしり詰まった本。 唐突に別の内容が始まったり、タイトルと中身が合っていなかったりして、非常に読みづらかった。 ただ、内容は一読の価値あり。 大川小のくだりはメディアが公開している以上の情報はなかったけど、様々な人の証言は当時の凄惨さを思い出させてくれた。

3か月前

6cb5df69 ceea 4233 aaae 413922b5218cFf3bda69 7b4f 4718 b4d0 19ab36a29788
みそ汁はおかずです

ずっと気になってて、三度の立ち読みで満足できずついに買ってしまった〜 瀬尾幸子さんの料理本は、敷居の高くない感じが好き。 みそ汁は立派なおかず。←私もそう思う。 しいたけよく使うとこだけ好きじゃない。

4か月前

23267574 ab06 4550 bb83 ea2bf340d7dfC3c5948a 46dc 4471 abfc 816b7a7cfc13907a996d 9c7a 4e8c ac62 77c43e428217Da825555 b32d 41bf 8dfb c9cc0e6f743cIcon user placeholder11a85ecf 2cb9 4388 a102 0db4a3efd7d0827a93a9 c8ac 437b 83bc bd7361437424 19
ヒア・カムズ・ザ・サン

登場人物や設定は同じなのに、ストーリー展開が違うだけで、こんなにも父親像が変わって見えることに驚かされた作品。 それに、2つ目を2つ目に持ってきたところがまたいい。逆だったらこんなにも心に残らなかったと思う。 「親は立派な人であるべきだっていうのは、子供の幻想」だから「諦めろ」のくだりは、皆が一度は通る道なのかもしれないなぁなんて読後感。

4か月前

D13ac351 6a8b 4f23 ae40 0869116ee6c0Icon user placeholder113540f5 5b15 4481 9377 a7d6a1f51c57Da064af1 82f3 4940 98f7 907b6d0a66beFcb59cf8 724e 4d01 b78d 3294e4e332b8Bdda8cb0 e275 4b1a 8897 f91ed8e5e311Icon user placeholder 28
本が好き、悪口言うのはもっと好き

タイトルが好みで珍しく装丁買い。この人のことは何も知らないで、先入感なしで読み始めた。 専門は中国文学みたいで、比較的自分の好きな分野に近しい人。 杜甫と李白の話なんかはもっとたくさん教えてもらいたかった。 本人もあとがきで言っているけど、長く書いたものをギュッとした感じで、密度の濃い文体。読むのが少し疲れた…

7か月前

羊と鋼の森

幼い頃にピアノを調律してもらったことをふと思い出した。 描かれている世界観は決して広くないし、登場人物の色合いも濃くないのに、不思議と物語に奥行きがある。映画向きだなぁと思ったら映画になっていると知り納得。 丹念に取材をしたであろう作者の丁寧さが窺い知れた。嫋やかな文体だけど、どこか懐かしくて個人的には好き。

9か月前

26e6a9ac 97ca 4a1b 972d 8dd5b57e9014A3b27df3 b7dc 4058 82c6 9e4a136003c2138bedbb 2945 460b 844c 37f25a676e30Icon user placeholderA8e8874a 488a 4dc3 b8cc 892a116e533f660b211e e3f1 4ac9 b2cc 87f8f888c2fbE8319e75 d2bd 4c56 994c c52b8e12988a 344
旅のラゴス

初筒井康隆。 もう一度最初から読みたいと思った本は久しぶりだ。 物語の始まりでは何者なのかよく分からなかったラゴスに、自分がどんどん同化していく感じがたまらなく良かった。一人称が「おれ」なのもとても良い。 短編集のようにストーリーが区切られていたり、筒井康隆らしさなのかSF要素が過去現在未来の狭間でうまく描かれているのも、面白かった。最後、氷の女王に会えていたらいいなーと思わされた。

9か月前

Icon user placeholder64171c30 1b54 45ca b4f5 349cd5d9e8b5Icon user placeholder69702578 ca7a 4bde bf76 46cd40bc5d0dBe919737 6a37 4b8d 82fd 881383ff06e6C415a8f9 e461 40b8 80e0 f85c0cfd0715Icon user placeholder 269
暗幕のゲルニカ

序盤の地下鉄から上がってきた瞬間がこのお話の最大の山場だと思ってる。それくらい、そこ読んだときの衝撃がすごかった。 あとは原田マハらしく、膨大な情報量をきれいにまとめてくれた感じ。 終わり方がもやもやっとしたけれど、好みが分かれるところかな。

11か月前

A3b27df3 b7dc 4058 82c6 9e4a136003c29bed4b71 b02b 471f 92d1 13d154088b262feacd2a b058 49bd 9d12 9535ea249592095de8f5 82de 46d5 8114 73ff7f72a76f57c2709a 4c71 443b 96e9 9810cb743a8eIcon user placeholder73bcff32 87f3 41c7 b87c 27d1f1b2a87b 71