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kantaroh

ブルーにこんがらがって

ブルーにこんがらがって

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コメントした本

増補 エロマンガ・スタディーズ: 「快楽装置」としての漫画入門

ベットの下や本棚の隅に巧妙に隠されてきた多くのエロマンガたちよ、たとえコンビニから駆逐されようとも、日本を代表する漫画文化の一員であることは忘れない。 だから、大きな声では言えないけれど、頑張って 個人の内にある多様に細分化されたフェティシュな欲望の世界まで、どこかのだれかに土足で踏み込まれ、柵を設けられたら、表現世界に未来はない。 エロマンガの引用図がふんだんにあったこの本を、電車で読むのはなかなか恥ずかしいかったけれど、 これも1つのクールジャパンだと今なら言える。

13日前

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ガラパゴスの箱舟

随分と今とは異なった人類のいる未来から、どうして人々がそのような道筋を辿るに至ったかを語る物語。 シンプルに生きることが困難だからこそ、世の中を複雑にするあの知性というやつを捨てた新人類が少し羨ましい。 所々登場する新しい人類の描かれ方が、ぼくにはどうしても退化には思えない。

約1か月前

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フラニーとゾーイー

必要以上に自分を良くみせようと振舞うことに疲れている人は、たぶん大勢いる。 世の中の全てがインチキで、それを取り巻く連中もインチキだと感じる者には、世の中ってものは本当に堪えるんだよ、コレが。 だからこそ、ライ麦畑のあの人やグラース家の人々に会いたい人が途切れないんだ。 「私はただ、溢れまくっているエゴにうんざりしているだけ。私自身のエゴに、みんなのエゴに。 どこかに到達したい、何か立派なことを成し遂げたい、興味深い人間になりたい、そんなことを考えている人々に、私は辟易しているの。 そういうのって私にはもう我慢できない。実に、実に。誰が何を言おうと、そんなのどうでもいいのよ」 まったく、いいこと言いやがるぜ、サリンジャー 。

4か月前

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性表現規制の文化史

えっちなことはいけません。 えっちなことを奨励する人より、「禁止せよ」って人の方がなんだか、道徳的に優れている気がするもんな。 けれど、どうしてダメなんだろう。 どうして昔からこんなことが議論され続けているんだろう。 人と性的な表現の関わりは複雑で、時代の流れが反映されている。この議論に終わりはないだろう。けれども、まぁ、なんだかんだみんな好きなんだ。 ちなみに表紙では「規制」の言葉で見えない乳首が、カバーの折り返しではしっかりと描かれている。そんなシャレた作りもいいね!

6か月前

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発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ

君の営み、我々の営み、別々のようで同じなんだヨ。 自然の営みを長い歴史の中で、デザインすることでその恵みを頂戴する術が発酵なんだ。 限られた資源、その土地の風土、そしてヒトの営み、それらの関係性から発酵は生まれる。 レヴィ=ストロースから山口昌男に至る文化人類学のレンズを通して、デザインされた発酵文化人類学。 自然とヒトの関係性が複雑なように、発酵とヒトの営みを語るには、一筋縄でいかないんだ。 けれど、全ては繋がっている。それはヒトの歩んできた道には発酵が付き物で、たぶんこれからもぼくたちは発酵と付き合っていくだろうから。 明日の朝はみそ汁を飲もう、そんな気分の読後感。

7か月前

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僕たちのインターネット史

インターネットの黎明期から現代に至るまで、僕たちの中の誰かがインターネットをどのように捉えていたのかを軽やかに語ってくれる。 蛇口を捻れば、水が出ることを不思議に思わないように、デジタルネイティブも、またその仕組みに関心を抱くことはないという指摘は、当たり前だけどその通りだと思う。 人々がサイバースペースに夢をみていたこと、生命の原初のスープとしてのインターネットから、細分化されブラックボックスとかしたインターネットの在り方を知ることで、僕たち一人一人が、独自のパースペクティブをもって、歴史に1ページを書き加えることに意味があるのだと語ってくれる。 時化のときも凪のときもある情報の海原を前に さて どこへ行こうかしら ネットは 広大だわ

8か月前

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赤頭巾ちゃん気をつけて

世の中の全てがインチキに感じるなら そんな世界で迷子にならない様に、 薫くん、少しずつ歩むしかないよね。 サリンジャーに村上春樹、そして庄司薫。 みんな、若いって素敵だね。

11か月前

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まさかジープで来るとは

今日もどこかで誰かが遭遇しているであろう腑に落ちない日常の一コマ。 不思議と情景が思い浮かぶから、ニヤついちまうぜ

約1年前

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人間失格、グッド・バイ 他一篇

恥の多い生涯を送ってきたけれど、 そんな自分が実は大好きさ。 グッド・バイ、さよならだけが人生か?

約1年前

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昆虫こわい

小さなころ好きだった虫たち。 今は、触るのも憚れる虫たちに少しだけ親しみを持つことが出来たかも。 キモいとか言ってすいませんでしたあぁー昆虫すごい。

約1年前

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カラス屋、カラスを食べる 動物行動学者の愛と大ぼうけん

ヒッチコックの映画や大都市でゴミを漁る姿から忌み嫌われるカラス。 そんなカラスの数少ない専門家の研究生活を覗き見することができる。 もちろん、カラスだけじゃなく、その他の動物の調査の様子も沢山あるからご安心を! そして都会の片隅に生きるカラスを、迷惑な存在ではなく、隣人として感じられるかも。 あぁでも、食べるのだけは無理だなぁ。

28日前

午後の恐竜

ただ恐竜が現代に現れるだけなら、誰にだって書ける話なんだけれど、短い話の中に人の愚かさと家族の穏やかな日常の一コマをまとめる星さんはすごい。 そして何よりタイトルがいい。 午後の恐竜だなんて、たまんないよ、まったく。

3か月前

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山形道場―社会ケイザイの迷妄に喝!

著者についての巻末の紹介で、文章のわかりやすさに定評があるが、異様にデカい態度と節度なき罵詈雑言でも悪評高いと紹介されている山形浩生。 そうだ、最近ではピケティを訳した男だ。インテリで、たぶんだけれども、自分にそれなりの自信がある、そんな感じが文章の断片から感じられる。 けれど、何処の誰だかわからない読者に語りかけるような話し言葉で綴られている文章は、スノッブが書くような、それ自体で完結するように意図され、読者に対して、何の取っ掛かりのない無味乾燥した文章とは一味も違う。 話を小難しく、訳の分からないモノにして、優越感に浸っている君、一度、この本を読みたまえ。 言葉なんて通じなきゃ意味ないんだから。

4か月前

ツチハンミョウのギャンブル

福岡ハカセの文章はいやらしさがない。 フェルメールを語るときも政治について語るときも、ニューヨークでの滞在を語るときも、生命を語るときも、軽やかで淀みない。 文章の流れを滞らせてはいけない。 動的平衡の流れに身を任せて、 ハカセの言葉に浸ろうじゃないか!

6か月前

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ぼくの哲学

「なんで芸術家をそんなに特別扱いするんだよ。世の中にごまんとある職業の1つじゃないか」 アートを大量消費と大衆文化に還元したウォーホル。 「大統領がコカコーラを飲む。リズ・テイラーがコカコーラを飲む、そして考えたら君もコカコーラを飲むわけだ。コークはコーク」 大量生産によって均一化されたものが、誰もが手に入れることができるアメリカを素晴らしいといったウォーホル。 彼の哲学はフラットで平等で、空っぽ。だからこそ無意味なんじゃなくて、カッコいい。 アートの意味性とかを考える暇があれば、カッコいいモノをカッコいいと素直に思うこと。それも1つの哲学さ。

8か月前

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ダンス・ダンス・ダンス 上・下巻セット 全2巻

danse = vivre dans la grande société capitaliste. danse = reprendre mon coeur perdu. danse = se lier au monde où je continue de vivre. とびっきり上手く踊るんだ。 みんなが感心するくらいに。

10か月前

土曜の夜と日曜の朝

工場勤務の青年アーサーは、お上品な奴じゃない。 人妻を誘惑して洒落込んだり、喧嘩をしたり、いつも虫の居所が悪いピカロだ。 けれど彼は、人生に対して一家言を持っている。 「人生はきびしい、へこたれるもんか」 土曜の夜をパブで破茶滅茶に過ごし、静かな日曜の朝を迎える労働者階級の青春。いつの時代も男の子は少しやんちゃがちょうどいい。

12か月前

被差別の食卓 (新潮新書)

友達のお弁当をチラ見するように、 世界各地のソウルフードを覗き見。 中上健次風に言うなれば、 路地の食文化のルポタージュ

約1年前

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羊をめぐる冒険

鼠と僕の最後の会話 ジェイに渡した二人で稼いだお金 ドルフィンホテルと羊男 耳が素敵な彼女との出会いと別れ 風の歌を聴けからピンボール、そして羊をめぐる冒険に及ぶ僕の物語 1つの時代を生み出し、終わりを迎えた僕の日々 アオハルかよ

約1年前

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空、見た子とか (角川文庫 (5827))

「荒唐無稽な物語にただの言葉遊びが小説だって、ちゃんちゃらおかしいよ」 「読まず嫌いはいけないよ」 「なになに、主人公の肉体が取っ替え引っ替え、僕帝国がウンタラカンタラ」 「で、どうだった?」 「これは小説だね」 「そらみたことか 」

約1年前