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もちもち

食べ過ぎ、飲み過ぎ、読み過ぎ注意!

食べ過ぎ、飲み過ぎ、読み過ぎ注意!

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コメントした本

マンハッタン・ビーチ

第二次世界大戦の混乱の中にあるアメリカで女性潜水士を目指す主人公アナと、彼女の人生に影響を与えた2人の男の物語。 1人は母とアナ、障害のある妹を残して5年前失踪した父エディ。 そして父の雇い主で、その行方を知っているはずの男、ギャングのボスであるデクスター。 父の行方探しと、当時は前例のない女性潜水士を目指すアナの挑戦と成長という2つのテーマを主軸に、なぜ人は時に大切なものを見失ってしまうのかという問いが繰り返される。 著者は、当時のニューヨークの街や裏社会のディティールを、3人それぞれの視点で音が聞こえ匂いまでしそうなくらい丁寧に描き込み、読者を深く深く物語の世界に誘う。 それは、まるで潜水士がひとりで海底に降りていくような、忘れがたい、誰とも分かち難い幻想的で不思議な体験だった。

3日前

おやすみ、東京

深夜の東京で働くタクシーの運転手や映画の小道具係や電話なんでも相談係や探偵たち。 あとがきによると、それぞれが1冊の本が書けるほどの背景を持つという魅力的な登場人物たち。 一見すると孤独にも思える彼らが、まるで星と星を結んで星座が出来上がるみたいに、きれいに繋がり幸せをつかむ物語は、眠りに入る前に読む大人のためのおとぎ話のようだった。

22日前

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漫画ひりひり

図書館で手塚治虫の漫画と出会って漫画家を目指す決意をした、というど直球の動機で漫画家を志す元高校球児の主人公、歩。 九州にある専門学校で漫画家養成コースに入り、漫画を描くのにどのペンを使うのかすら知らないレベルから、愚直にプロの漫画家になることを目指して努力を重ねる…。 よく「好きなことを仕事にする」なんて言葉を耳にする。 けれど「好きなこと」を「仕事」にするためには、報われるかどうか分からない、神話のシーシュポスみたいな地道な作業をひたすら繰り返す砂を噛むような思いをする時間が必要なのだろう。 きっと要領のいい人や頭のいい人はそれが分かるから、早々に撤退する。 ただ「好き」なだけでは、漫画を描く人にはなれても漫画家にはなれないのだ。 どこか「愚かさ」のある人でないと、その作業を続けることは出来ない。 絵を描くのが上手い目の肥えた同級生たちの中で、知識もテクニックもないまま初心だけを支えに、素直に地道な作業に打ち込めた歩はある意味、幸運だったのかも知れないと思った。

約2か月前

三つ編み

人間の運命に影響を与える要因の中でも「どこの国に生まれたか」というのはかなり決定的なものだと思う。 本書では、3つの国に生まれたそれぞれの女性の苦悩と境遇との闘いが描かれている。 不可触民として他人の糞尿を処理しながら差別とともに生きるインドのスミタ。 伝統的な父権的社会で生まれ育ち、思いもかけない父の事故によって家業の存続の危機に直面するイタリアのジュリア。 競争社会を勝ち抜き誰もが羨む地位を得ながら、突然の病に襲われ、仕事を失い孤立するカナダのサラ。 彼女たちはそれぞれ生まれた国に固有の伝統や慣習、そして女性差別によって一見無謀で無益とも思える闘いを強いられる。 先人たちが、文字通り命をかけて少しずつこじ開けてきた風穴。 彼女たちの勇気が、闘いが、さらに壁を穿ちその穴を広げる。 そしてそこを目指して人は後に続く。 闘いは至る所で行われ、誰もが孤独なようで、でも決して一人ではない。

3か月前

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傲慢と善良

今の私たちの暮らしはインターネットと繋がることが当たり前になっている。 食事をする店を選ぶのも映画の時間を確認するのも場所を探すのもインターネット頼み。 見知らぬ人々によって作られた評価でその価値を計測し、なんとか平均以上の幸せを手に入れられるように検索に励む。 一方で他人を、モノを、あらゆるコンテンツを、自分にはジャッジする力があると考えるその傲慢さ。 ストーカーに狙われていた婚約者が姿を消し、その行方を探す主人公。 ストーカー、失踪、そんな犯罪、事件を思わせる出来事の裏に、他人をジャッジすること、されることの恐ろしさが潜んでいる。 そして下された評価に振り回されて、自分で物を考えること、自分の下した価値判断を信じることが出来なくなる愚かさ。 読後、自分は誰のこともジャッジせず、自らもジャッジされることのない、できる限り目立たない、ありふれた、その他大勢のひとりでいられる世界にいたいと心から思った。

3か月前

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すべては救済のためにーデニ・ムクウェゲ自伝

2018年ノーベル平和賞受賞したコンゴの婦人科医師の半生を描く伝記。 アフリカ大陸の中心部にあるコンゴ民主共和国。 この国では女性への性暴力が最大の武器になっている。 それは女性自身だけでなく、その夫に精神的打撃を与え、家族の繋がりを断ち切り、やがて村や町のコミュニティを破壊する「効果」があるから。 被害女性が身体、特に性器にどれほど凄惨な危害が加えられているのかを読んで絶望的な気持ちになる。 人はどこまでも残酷になれるのだと思い知って。 その中で理性と医療技術でもって日々女性を治療し続ける著者。 彼は「女性を修理する男」と呼ばれている。 宗教でも信念でも何か拠り所のある人の強さと、危険を伴いながらも実り多き人生を生きることの幸せについて考えさせられた。

4か月前

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 上

日課は映画鑑賞と隣人の暮らしを覗くこと、そしてその合間に高級ワインに耽溺する女性精神科医、アナ・フォックス。 精神科医といっても彼女は外出することができず、もっぱら治療は同じ病気「広場恐怖症」の患者たちが集うサイトで助言するくらい。 外の世界に恐怖し、自宅で隣人たちの浮気や趣味、チェロの音色、そして自分の心の声に耳を傾ける毎日。 アナは隣家に引越してきた一家の暮らしを覗き見するうちに衝撃的な事件を目撃する。 しかし被害者は手品のように消え、一家の誰も事件を認めないうえ、警察も酔っ払いの覗き趣味のアナの話を信じない。 真相に探ろうとするアナだが言動はまさに病人のそれで、彼女はますます酒に溺れ自滅していく…。 あらすじからは映画「裏窓」や小説「消えた花嫁」などが思い浮かぶ。 それらでは主人公を信じてくれる誰かがいたが、アナには誰も現れない。 それはアナが過去にある失敗をしてしまった報いであり、そしてその報いは彼女自身が償わなければならない宿題でもあるのだ。 人は誰でも、生きているその過程で、選んではいけない道に足を踏み込んでしまうことがある。 あとがきによると、著者も実は過去にアナと同じ病気を患い、立ち直った過去を持つという。 他の誰が許しても自分が自分を許せない、アナの行為は飲酒による緩やかな自殺行為だったんだと思う。 そんなアナを救ったのは、皮肉にも彼女の命を狙った真犯人なのかも。 人は誰でも間違う、だけど、やり直すことはできる。 ラストでは著者からのそんなメッセージを受け取ったような気がした。

5か月前

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パリ警視庁迷宮捜査班

パリ警視庁の37歳の女性警視正、アンナ・カペスタン。 スピード昇進のチャンピオン、同世代の星と言われた彼女は過剰発砲で停職6か月を言い渡され、私生活では離婚の憂き目に合う。 彼女は、パリ一区にあるオンボロのアパルトマンの一室で迷宮入りとなった事件の捜査を行う「特別班」の責任者として復職することになったのだが、そこに配属されたのはいわゆるはみ出し者の警察官ばかりで…。 お堅い警察物かと思いきや、皮肉やユーモアに溢れた会話や次々に起こる予想外のトラブルにただただ楽しくページをめくる。 この特別班に集まった刑事たちの「はみ出し」理由がそれぞれ個性的で、バディを組んだ相手が次々に不慮の事故に遭い誰も組みたがらない別名「死神」とか、人気警察小説を執筆している刑事とか、ハンドルを握る時だけ心が安らぐというスピード狂の刑事とか…。 いいなと思ったのは、カペスタンが彼らの特殊事情や背景を拒絶することなくとにかく受け入れる姿勢(そうせざるを得ないとは言え)。 どんな人間であろうと、心温まる交流はなくとも、とりあえず受け入れてもらえる「居場所」があるというのは大切なんだと改めて感じる。 こんな肝の太い上司の下で生き生きと働く変わり者たちの物語、面白くないわけがないのだ。

5か月前

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人生最後のご馳走 淀川キリスト教病院ホスピス・こどもホスピス病院のリクエスト食

本書にはホスピスで最後の時を過ごす患者さん方のリクエスト食とそれにまつわる思い出話がまとめられている。 天ぷら、お寿司、コロッケ…写真に映るリクエスト食の、なんて美味しそうなこと。 それぞれの思い出の一食、その平凡で何気ない一つ一つが最後の最後でなんてきらきらしていることか。 人は食事を食べながら、同時に思い出も蓄えているのだと思う。 沢山の食事の中で、どの食事を私は最後に思い出すのだろうかと考えると、誰と何をどんな気持ちで食べるかをこれからも疎かにしたくないと思った。

7か月前

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三千円の使いかた

「人は三千円の使い方で人生が決まるよ」という祖母と、父母、孫娘二人の御厨家の人々の物語。 お金、お金。 人はお金のみにて生きるわけではないけれど、実際のところ、お金がないと身も心もホントにくたびれる。 本書に登場するのは、20代の未婚・既婚の娘たち、70代の祖母、50代の母、30代の祖母の男友だち。 それぞれの人生に、共通の、だけどそれぞれに意味が異なる「三千円」というお金。 その異なる「意味」は、結局それぞれの「生き方」と密接に関わっているということを感じた。 逆に言えば、お金の使い方を意識すると、生き方も変わる。 本書はむやみに節約を説くような本ではなく、そのことを優しく伝えようとしてくれる本だった。

8か月前

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線は、僕を描く

本書は交通事故で両親を亡くし一人ぼっちになった大学生、青山霜介が、目標もなく流されるように生きていたある日、偶然出会った有名な水墨画家に誘われて内弟子になり、やがて水墨画家を目指す…という端的に言えば一人の青年の成長物語だ。 けれど一方で、決してそれだけでは語りきれない不思議な手応えを感じる作品だった。 例えば家族との平穏な毎日やささやかな幸福を突然奪われた主人公の虚無感。 出会った人々との率直で思いやりに満ちたやりとりに、少しずつ潤いを取り戻す主人公の日常。 彼の閉ざされた世界に風穴を開けた水墨画の美しさ、奥深さ、凄み。 文章の一つ一つに何層にも重ねた厚い表現の束のようなものが詰まっているような気がして、一頁一頁丁寧に読んだ。 著者は現役の水墨画家だそうだが、白い紙に墨だけで物や景色を表現するという水墨画という芸術のあり様と、淡々としているのに豊か、そんな本書のあり様がどこかで共鳴しているのかなと思った。

21日前

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月下の犯罪 一九四五年三月、レヒニッツで起きたユダヤ人虐殺、そして或るハンガリー貴族の秘史

本書の副題にあるのは、1945年3月24日の夜に、ハンガリー国境沿いのオーストリア、レヒニッツという村で約180人のユダヤ人が虐殺された事件のことだ。 著者は自分の大伯母がこの事件に関わったのかを調べるため、ひとり調査を始める。 しかしその過程で著者は、戦時に彼の祖母が「別の事件」について書き綴った原稿を発見。 祖母はそれを破棄するよう遺言していた…。 その事件に対する祖母の後悔の念は、著者の父や自身の人生にまで暗い影を落とし続ける。 非人間的な暴力が子孫の人生にまで及ぼす影響。 自分の子どもを殴ってしまった自身を思い返して筆者が呟く一言が怖い。 また、繰り返される「自分だったら正しい行いができたのか」という問いが重い。 おそらく私も筆者と同じ答えをするだろう、「否」と。 取り憑かれたように戦時のことを綴る祖母と著者の「100年の絆」。 それは著者を過去へと縛りつけ苦しめるが、祖母の願いーー「なにも失われてはならない」ーーは彼が引き継ぐことになる。 それは呪いか、より良い未来への約束か。

約1か月前

アーモンド

生まれつき、喜怒哀楽などの感情のスイッチが作動しない主人公。 母は必死で彼を「普通」に見えるようにと心を砕くが、彼は目の前で大切な家族が通り魔に殺傷されても涙ひとつこぼすこともできない。 そんな彼が高校で出会った少年と少女。 彼らの悩みや哀しみ、喜びに触れ、ピノキオが人間の子供になろうとするかのように彼は「感情」を学び始める…。 本書を読んで、人はひとりきりで感情を学んだり、獲得できるわけじゃないと感じた。 誰かに寄り添おうとすること、誰かの心を推し量ること、誰かの幸せを願うこと。 他者と関係することで、人は自らの感情の畑を耕し、そこで心を育て人生の実りを得るのだ。 その実りには、喜びだけではなく悲しみも苦しみもあるけれど。

2か月前

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新宿、わたしの解放区

本書は、新宿ゴールデン街で右翼左翼の活動家や有名無名の芸能人たちが出入りをする店を営業し、ブラジル奥地でも拳銃片手に店を営業しサンパウロに私設図書館を作った日本人女性佐々木美智子さんに、その来し方を聞き書きしながらまとめたもの。 とにかく発想が自由でパワフルな女性なんだけど、なんだか派手な東京・ブラジルでの暮らしよりも、軍隊でのリンチで長兄を喪ったり家族の反対を押し切って結婚、離婚して故郷を追われた前半生の描写に心魅かれた。 心の土台はやっぱり子どもの頃の原体験によって作られるんだなあと。 最後の知人たちへのインタビューで語られる彼女の目標に対するひたむきさ、落ち込んだ人に向けられる明るさ、どうしようもない人にも向けられる優しさに感動する。 そこには自分語りの際には自分に厳しい彼女の、「マリア」と呼ばれた一面が現れているから。 本当にカッコいい女性だ。

3か月前

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ライフ

一人の青年の毎日の暮らしが描かれている。 ただそれだけなのに、主人公も彼に関わるどの人の人生もおろそかにされずに描かれているから、私も、成長と呼べるような彼の心境の変化も、さり気ない周囲の人々との関係も、ただただ黙って幸せを祈り見守っていたいと思えた。 世界の片隅で何にもコミットせず生きているようでも、人は誰かや何かに影響を及ぼしているし、その優しさはきっと社会に還元できている。

3か月前

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今日のハチミツ、あしたの私

2年間同棲した安西に連れていかれた故郷で彼の父親に結婚を反対された碧。 彼女は、中学生の頃に偶然出会ったハチミツを手掛かりに、頼る人もいない場所で自分の居場所を求めて孤軍奮闘する。 食べ物をテーマにした小説はどれも好きだ。 登場人物が何かしら食べていてくれると、心底安心して先を読むことができる。 拒食症に悩んだ碧の、どんな時も自分と、そして目の前の人にちゃんとしたものを作って食べさせようとする姿勢に共感を覚えた。 蜜蜂たちが懸命に集めた金色の恵みが、人間の寂しさや悲しみを癒す薬になる。 それは人間の毎日が、小さな自然の恵みによって支えられていることを再認識させてくれる。

5か月前

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三体

‪一気に読了。しかしなんとまあ、壮大な物語。どうやってこれを畳むのやら。それにつけても史強兄貴の格好良さ!第2部が早く読みたい。‬

5か月前

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花ひいらぎの街角 紅雲町珈琲屋こよみ

登場人物もほぼ同じで、事件と言っても主人公の住まいの近辺で完結してしまうご近所ミステリでありながら、マンネリにも陥らず人の善意と悪意がきっちりと書き込まれている本シリーズ。 久しぶりに再会した昔の仲間のために本を作ろうとする主筋に、すでに過去のこととなった事件を絡めて一気に読み終えた。 今回も安易なハッピーエンドとは言えないラストだったけど、主人公たちの抱えた老いの寂しさとそれでも遺った者たちで生き続ける決意に、自分の行く末を考えさせられた。

6か月前

名もなき星の哀歌

人の記憶を自在に取り出したり移植したり、なんと売買までできる、そんな店があったとしたら…。 本書のこの魅力的な設定は、SFともミステリーともしれない不思議な世界に読者を連れて行ってくれる。 人にとって記憶とはなんだろう。 時には支えになり重荷になり…その人を形作る土台が丸ごと変わったら、その人はその人でなくなるのか…様々な問いが心に浮かぶ。 作者はこの難しい設定を、なんとか整合性を図りつつラストへと力技で繋いでいる。 お見事。 ただ、私には登場人物たちの行動や反応がところどころ衝動的、非現実的に思えて、その点では最後まで違和感が拭えなかった。

8か月前

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戒名探偵 卒塔婆くん

死んだ後のことなんて知ーらないと言いたいけど、その人に至るまでに綿々と続いて来た先祖や子孫のこと、お墓も戒名も考えておかなければならない課題の一つ。 最近、葬儀のことやお墓のことを仕事の関係で調べたりしていたので個人的にタイムリーだった。 身元不明のお墓の謎やお寺のイメージアップ作戦まで軽やかにトラブルを解決するのは高校生なのにやたら日本史、宗教史に詳しい外場君。 こんな人が近くにいたら何かと相談してしまいそう…高級和菓子の袖の下が必要だけど。 しかしいつの間にやらお寺の経営は大変なことになっているのね、コミュニケーション能力やら時代を先取りする才覚やら宗教心以外にも必要とされるものが多くて大変、とかいろいろと勉強になりました。 あんこ系の和菓子がもりもり食べたくなる、タメになる本でした。

10か月前

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