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あやう

いっぱい読むグラフィックデザイナーです

いっぱい読むグラフィックデザイナーです。 好きなジャンルはSFです。 ○インスタ(カメラとDIY)→aya_usi ○Filmarks(映画感想文)→ayau89

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コメントした本

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ピアピア動画(投稿型動画サービス)と小隅レイ(音声合成ソフトのキャラクター)を軸に展開する連作短編集。 ニコニコ動画と初音ミクという認識で読んでぜんぜん問題ないです。(あとがきがニコニコ動画の会長さんだし) ちなみに私はニコニコ動画にも初音ミクにも詳しくない人間です。 ◾️南極点のピアピア動画 表題作。工学部の学生メインで話が進むので、面白さは技術的な要素が多く、ストーリーはベタで、個人的にはピンときませんでした。たぶん私に理系リテラシーが足りないせい。 宇宙工学とか、天文学の知識がもっとあったら楽しめたんだろうなあ。 ◾️コンビニエンスなピアピア動画 コンビニを舞台に、身近な要素がいろいろ出てくるので、↑よりぜんぜんとっつきやすく楽しめました!ここからノリノリで読み始めた。 害虫駆除器の中で虫を食べて細々と暮らしていた小さなクモさんが、ふとしたきっかけで宇宙へ進出し、やがて巨大構造物へ・・・ある意味恐ろしいですが夢がある! この世界で今後、宇宙進出のモチーフとしてクモが使われるんだろうなぁ。素敵。 ◾️歌う潜水艦とピアピア動画 収録作品で一番好きです。熱い展開あり。艦長かっこいい。 潜水艦に合成音声ソフト(小隅レイ)を搭載して、クジラと話そう、というプロジェクトの話。 クジラの群れに入れてもらい、共に泳ぎ続け、導かれた先で見たものは・・・という流れで、↑2つの短編があくまで地球の技術を題材にした、理工学なSFだったので、ラストに驚かされました。ロマンがあっていいと思います。地球にもまだ、人の知らない場所があるんだなぁ。 ◾️星間文明とピアピア動画 郁男とあーやのやりとりが好き。 ↑3つが理工学な技術系SFの色が強かったですが、星間文明が出てきてしまったので一気に哲学系SFになった感じです。 書かれるのは、異文明との接触をポジティブに、お祭り感覚に楽しむ人々の姿。地球のくだらなくて楽しい面が宇宙に伝わるといいな、という願い。 ストーリーで詳しく書かれてないだけで、自壊してるあーやの数は半端ないことになってそう。 でも、星間文明にとっては膨大な数の端末のひとつをなくすくらいどうでもいいのかもしれませんね。増えるし。 動いて喋る人型のものが壊れると嫌な気持ちになっちゃうのも、地球人特有の感覚かもしれませんね。これが異文化理解なのか。 4つの話がきれいに繋がり、希望あるラストでした。SFを読み終わって気持ちが明るくなるの珍しい!

2日前

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「香り」というものを、知識として身につけたく手に取りました。 香りに興味があるのはたいがい女性だろうし・・・って、ふんわりした内容を想定して読み始めたら、意外に骨太で科学的。 でもエッセイなので、理系な部分をクローズアップして小難しくするのではなく、科学的な裏付けはきちんとあった上で、香りの世界の楽しみ方や奥深さ、香りの力について教えてくれます。 (読み進めづらければ、成分などの説明は読み飛ばしてもオッケーだと思う) とくに、香水の材料を音階に当てはめた「香階」(和音の組み合わせは、相性のいい香りになっている)は、香りも音楽も知識がない身ではありますが、発想が美しすぎて感動しました・・・!! 香りを使った遊び「組香」は儀式のような雰囲気だし、香水の材料になる植物や生き物は神秘的なものばかりだし、魔法使いのおじさまのお話を聞いているような気持ちです。 日本人は嗅覚の教育を軽視していると著者は語り、嗅覚は鍛えれば育つとのこと。 私も香りを能動的に楽しめる人間になりたいと思い、人生初の香水を購入しました。 病院に咲いてる花のような香り。

26日前

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エキゾチック×SFというカオスな組み合わせのこちら、独特な世界観と文体で、読み終えるのにすごく時間がかかってしまいました。 表紙の暗い印象から、読み終わったら鬱になるんだろうな〜〜って怖かったのもありますが、そこは予想に反して、爽やかなラストで良かったです。 上巻に引き続き、メインキャラクターごとに分けて感想書きたいと思います。 ここからはネタバレありの上、たいへん長いです・・・!すみません。 [アンダースン・レイク] エミコといるときのアンダースン、本当に本人か?と思える豹変っぷり・・・ファランだからロマンチストなのか・・・? 最後までアンダースンの行動理念はうまく読み取れなかった。イエイツへの対抗心?仕事熱心な人だなぁ、と思ったくらい。 でも、エミコとの最後の日々はとても良かったです。死に行くのに、本編のアンダースンの中で一番穏やか。 人じゃないエミコに「気にかけてくれる人がいてよかった」と思える気持ち、とても趣深いものがあります。 [タン・ホク・セン] 虐殺のまっただ中で、自分は本当は優雅にパイプで阿片を吸いながら、美人の妻に足を揉まれてるべき人間なのだ…とか思ってみたり、工場でマイと再会して、面倒と思いつつ少しうれしくなっちゃったり、人間らしいところが魅力的でした。目的も分かりやすい。 老いすぎている自覚がありながら「たとえなにもかも失っていても、やれるだけのことをやらずにはいられない。」ハングリー精神、俗っぽいし臆病なおじいちゃんだけど、何故か格好いい。 余生はマイと脱出して穏やかに暮らしてほしいです。でも運が悪すぎるから心配。 [エミコ] 虐げられていた少女が力を手に入れて、殺戮に目覚める流れは、ベタですがロマンですね・・・(結局、エミコが殺したけど、引きちぎったりはしてない(アカラットの工作?)ってことで良いのでしょうか) エミコがチャオプラヤを殺したあたりから、スピード感が出て断然面白いです。 情緒不安定すぎるところも個人的には良かったと思います。ギリギリの環境で生きてきた若い女子が、先を見据えた冷静な考え方なんてなかなかできないと思うし。 ラストのクルンテープは、ゴミだらけという描写はありましたが、人造人間の少女がたったひとりで暮らしてる水没した都市、なんて美しい眺めだろうと思いました。 南国の強い日差しの下、雲ひとつない青空で。 [カニヤ・ティラティワット] ジェイディーの亡霊は、カニヤの「心の声」って感じでしたね。 カニヤ編では「罪悪感」と「愛国心」がテーマのような気がしました。 信心深いカニヤの発言には「カルマをあがなう」「ピー(精霊)に呪われる」など、仏教やタイならではの表現が多く見られ、エキゾチックで魅力的です。 はるか未来の話ですが、「ねじまき」の世界ではまだ神は生きていて、世の中がどうなっても信仰は強いんだなぁ・・・と思わされました。慎ましくけなげな信仰心は美しいですよね。 ラストで、アカラットの企みが上手く行き、タイが開国してみんな幸せに・・・みたいな展開になりかけた時、あれ?この小説ってそんなグローバル推奨な話だった?って思ってたら、やってくれました。 彼女の思う「王国」を守ったのでした。 サフラン色の僧侶たちが散り散りになっていく光景はとてもきれいで、うっとりしながら想像しました。 僧侶はたびたび登場してお経を唱えていますが、最新テクノロジーの結晶が神社に隠してあったりなど宗教の地位がかなり高く、遺伝子改良された生き物が存在するのに輪廻転生や精霊も存在するような、神話と未来が同時に来てる世界観、すごく好みでした! 読みづらかったけどたいへん面白かったです!!やっぱりサウンドノベルでやりたい。。

約2か月前

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急遽、マーケティングの知識が必要になったので、日本人が書いていて文字量的にも読みやすそうなこちらをチョイス。 日本人のマーケティングに対する誤解、なぜマーケティングは海外で発展し日本には浸透しなかったのか、どうして今マーケティングが重視されてるのか、などの根本的なところから始まるので、必要性をより実感しました。 全体的に少しカタカナ用語が多い印象でしたが、マーケティングの方法論だけでなく、商品を売るために必要な概念から説明してくれるので、マーケティング会社じゃなくても、商品を売る必要がある仕事なら誰でも活かせそうです。 特にはっとしたのは、各ステークホルダーのインサイトを大切に、という点で、要は関わる人全員のモチベーションを保つために、利害を考えるってことなんですけど、たしかに案件を俯瞰で見れる人がいないと、気づけないポイントですね。 私はグラフィックデザイナーなので、細部のクオリティまで責任を持つ都合上、デザインの都合を優先しがちというか、、細かいところに注目する視点になりがちなので、 キャリアを積むにつれ、自分の手元だけではなく、より高いところから全体の利害を見ていかねばならないんだろうな、と思わされました。

3か月前

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大きい文字で余裕のある紙面レイアウト。漢字も極力開いていて、口語調で、読みやすさは児童文学並みですが、内容は優しくない。 こんなに優しい語り口なのに、意外とスパルタ教育なのでギャップありますね。(博報堂出身だし当然といえば当然か。) しかし、けして理不尽ではないんです。 説得力あるコピーの書き方を分解して、合理的に教えてくれてます。その手法がひたすら脳の筋トレ筋トレ!スパーリング!というだけで。 そんな筋トレ方法を丁寧に解説する本です。 量をこなさない職人はいないですもんね。 この内容を丁寧に実践し続けられたらそれだけで、博報堂には行けなくとも何らかの書く仕事で活躍できそう。 スパルタで大手代理店ご出身というので誤解を招くといけないですが、なんと、きちんと睡眠はとって徹夜はしてないそうです。驚き! 巻末の袋とじノートは、あの一見簡単なワンフレーズが出てくるまで、こんなにボツがあったのか・・・とか、選ばないだけで、ちゃんと良くないコピーも書いてるんだな・・・とか、字もいい感じに汚くて、いろんな意味でホッとしてしまいました。笑 ほんとに、地方のいち制作会社と同じ作り方してるんですね。 ということで、極めれば東京(全国規模)で通用するって分かったので、がんばろって思えました。(ライターじゃないですけどね。)

3か月前

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沖縄にはじめて行くので予習。 「日本のいちばん南の県」ということになってますが、イベントなどで沖縄文化に触れるたび、その独自性に興味を持っていました。 お城が赤くて派手な花がたくさん咲いてて、「異国情緒ある南の楽園」というイメージ。 そして本書を読んで知った沖縄は、思った以上に日本じゃなさそうだったし、楽園でもなかった。 連綿と続く、支配と搾取の歴史。 能天気に見えて、想像以上に複雑な歴史を背負った島だった。 薩摩藩の支配→琉球処分→沖縄戦→アメリカ支配→基地問題 など大国の都合に巻き込まれ続けた沖縄を思うと心がくじけそうですが、それでも「のんびりとした楽園」イメージがあるのは、なぜなのか。 「沖縄は「癒しの島」でも、「楽園」でもない。問題が山積した南の島にすぎない。 しかしそこには、いつも海からの優しい風のように、「ゆるさ」というエネルギーが流れていた。 出口のない問題をも呑み込んでしまう沖縄のエネルギーを、僕は憧れの眼差しで眺めていたのだ。」 という「はじめに」の文章が印象的です。 すぐに解決しない問題を「なーなー」で済ませられるのは、ある意味強さでもあるんじゃないでしょうか。 お気に入りのエピソードは、 5「社交街」という異空間-沖縄の夜を泳ぐ 11 年金特例に関わる の2つ。 日本ともアメリカとも違うローカルな雰囲気や、隣人を大切にする沖縄気質が感じられますし、 なにより、この2編は著者の気持ちが特に大きく入り込んでいると感じました。 新書というよりエッセイみたいな雰囲気で、著者の目を通して、不思議の国・沖縄を感じられます。

3か月前

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一通り読みましたが、standで全部出てこないので、ここにまとめてポストします。 成人漫画で人体改造でSFで一見ハードな内容ですが、本質はファンタジー少女漫画だと思う。 グロテスクな人体改造(口と女性器を取り替えるなど)が肯定されてる世界観が本作のキモ。 アノラー大量発生のシーンで「この漫画、普通じゃない!!」と衝撃を受けました。 現代社会の感覚はいったん置いといて、内臓や器官をはちゃめちゃに組み替えられた、異形の美少女たちのピュアなハートとのギャップを楽しむべし。 最初はうっ・・・って思ってたのに、気づけば、次はどんな子が出てくるのかな?とワクワクしていた。 やっぱり絵がかわいいですし。(絵が好きじゃなかったら絶対最後まで読んでない。) 表情が特に魅力的です。体はちょっと痩せすぎかも。 アノマロカリスやワイワクシアのように、品種が違うと顔の造形もかなり変わりますが皆かわいい。 常に頬赤らめてるドクターもかわいい。 服装や設定へのこだわりもすごいです。 突き抜けたグロテスクとロマンチックと可愛らしさの奇妙なバランスに、倒錯嗜好がなくても惹きこまれる魅力がありますが、万人にはおすすめできません。。

4か月前

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ヤマト運輸vsアマゾンにしか見えないことで話題のこちらの小説は、ローカルvsグローバルのお話でもある。 近年いろんな意味で注目されるようになった運送業界。 「ネット通販はどんどん伸びるだろうし、大手通販サイトの配送をたくさん請けてる会社は右肩上がりじゃない?そんなに余裕がないの?」と思ってた。 そして、この小説の序盤〜中盤で、運送業の厳しい現状を知るのでした。 ネット通販が伸びても運送業の利益が伸びるとは限らないのですね・・・。涙 全世界に通販サイトを展開するグローバル企業「スイフト」に食い尽くされそうになった、日本の最大手運送会社「コンゴウ陸送」の逆襲というストーリーですが、その逆襲の手段というのが、いい企画のお手本のような、明快で強いアイデア。ウィン&ウィン&ウィン&ウィンな。 任天堂の有名な方が(宮本さんだったと思う)アイデアとは何か?と聞かれたインタビューのとき 「複数の課題をまとめて解決できるもの」と答えてましたが、まさにそんな感じです。 商店はスーパーに勝てなかった。 スーパーはネット通販に勝てなかった。 そして、そんなネット通販が、アイデア一つで商店に敗れる・・・。時代の流れって面白い。 トラックで荷物を届ける仕事って簡単に思ってたのですが、本質は「移動の代行」なんですよね。 大きい荷台にいっぱい荷物を積んだ長距離ドライバーというイメージがあって、表層的なイメージに囚われると、なかなかアイデアが浮かばないものですね。 このサービスがなぜ現実にないのかわかりませんが、もしあったら使ってみたい。 というのも、家から自転車で15分の八百屋さんが安くて、品揃えよくて、野菜の質もいいんですよね・・・頑張って自転車こいでますけど・・・。もちろん車なんてない。 「1500円くらいで、おすすめの野菜を適当に詰め合わせてください」なんてざっくりした注文もできたら最高だな。

4か月前

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口が悪い人の本は面白いと本文にありましたが・・・たしかにっ・・・!! 「はじめての言語学」というタイトルですが、どれくらいはじめてさん向けかというと、世間は(そして、あなたは)言語学をこんなふうに勘違いしてますよ、っていうところから始まるほどの初歩。 本文中に「学問の扉に入らず外から覗いてる状態」ってあったと思いますが、一冊まるごとそんな感じです。 中高生でも楽しく読めそうな難易度ですが、マイルドに書かれているということではなく、初心者もワクワクするような研究内容をピックアップ。 ・日本だと7色の虹は、ほかの言語では何色で表現する?(そして、なんで違いが出るのか) ・バイリンガルはかっこいいだけじゃなくて、悲しい側面も ・別の言語同士なのにコミュニケーションに全く困らない組み合わせがある ・かなり似てる言語があるのはなぜ?ドイツ語と英語とか。 みたいな感じ。上に数点あげましたが、これで興味持ったら絶対楽しめると思います! そして、特定の説を押し付けないよう配慮されていたり、あらゆる言語に優劣はないという姿勢を貫いてるのが好印象でした。 黒田先生のシニカルな語り口も読んでて楽しかったです。笑。本当に先生と喋ってるみたいな感じで。 学ぶ楽しさが詰まってて、好奇心がくすぐられる一冊です! 最後に、私はコサ語のポコンポコンはできませんでした。(練習します。)

4か月前

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朽ち果てた物理世界と、全てがデータ化された演算世界での“生と性と死”を対比して、“生の実感とはなにか”を描いたSF。 物理世界では、生は常に終わりと隣り合わせ 。 性は労働力生産のための資産。 死については考える暇なんてなかった。 演算世界では、生には終わりがない。 性はコンテンツとして消費され、 死もコンテンツとして消費される。 著者のつかいまことさんはゲームデザイナーをされている方だからか、難しいテーマでも読みやすく、平易な文体。 そしてキャラが魅力的! その日を生きぬくことだけ考えていればいい物理世界で、なぜこんな辛い世界で生きなければいけないのか考えるサヤと、永遠の命を獲得し死を完全に克服した演算世界で、生の実感とは何なのか、考えるクウ。 この二人にどちらにも共感する自分がいました。 最近、パソコンを便利に使えば使うほど、パソコンが自分の体の一部のような気がしてきています。 自動処理のプログラムがうまく動くと、自分が賢いような気分になったり。 仕事以外でも、服や風景を画像で見るだけで、満足することもあったりして。 パソコンと自分の脳の境界が曖昧になってきて、もう30%くらい、自分の“生きる実感”をデータ世界に移行している感じがあります。 体験をデータ処理に代替しているのです。 そして、データだけで満足するのが上手くなってきてる自分。 これが100%になっちゃうと、どうなるんだろう。 本作の、人類が100%データ移行された未来世界は、なかなかクレイジー。 日本で戦争や飢餓が克服され、サバゲーやダイエットの形でコンテンツ化されたように、演算世界では「死」すら、好奇心や空虚な心を満たすための、刺激的なコンテンツなのです。 だって死なないから。 心中が愛の形だったりするのです。(死なないけど) 未来世界では突拍子もない描写が続きますが、目先の便利さや新しい刺激に逆らえないのが人なので、かなりリアルな感じです。 ただ、データ世界は全てバックアップが取られているので、新しい日を生きるためには、毎日新しい体験を積み重ね、世界を更新していかなければならない。 そんな演算世界をみてると、記憶はうすれて消えることに意義があるとか、道のりが辛かった分愛着が湧くとか、不合理なものや不便なものの価値はうまく証明できないけど絶対にあるし、きっと、それが生きる実感なのだと思えるのです。 命は過剰に大切にしなくてもいい。 伊藤計劃さんにテーマが似てると言ってる方がおられましたが、たしかに!どっちも好きです!!

5か月前

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2003年1月26日(日)その4 の日記。 「不在の神を追究しつづけたい。真理はさらに先にあると、あなたは神ではないと言い続けたい。」 この日記が私にとって、この物語の核です。 どの面に光を当ててもキラキラ輝く、宝石みたいな人。感受性のかたまりみたいな人。 でも、自分を磨いて磨いて磨ききって、少しでも曇ってると許されないと思って生きてきた人。 本、おしゃれ、美術、季節、世界、いろんなものとの向き合い方が全力で素直で真剣で、奥歯さんを見てると背筋が伸びます。 そして欲張りで背伸びかもしれないですが、奥歯さんの見ていた景色のもっと先を、いつか見れたらと思ってしまう。 この本を世に出してくれた、ポプラ社の斉藤尚美さんにも、大きな尊敬と感謝を送りたいです。

9日前

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こんなかわいらしいSFがあるなんて!癒された〜。 カフェで働く模造亀(レプリカメ)カメリの日常やちょっとした冒険を、淡々と、のんびりと書く連作短編集。 時折みられるカメリの哲学的な思索や、世界観の少しのふしぎ怖さがいいスパイスになってます。虫の世界をアップで見ているような印象。 ヒトがいなくなった泥色の世界で、登場人物はみんな、ヒトに作られたニセモノのイキモノたち。 文句ひとつ言わずプログラムされた習性どおりに動く健気さ、モノクロのテレビでヒトのことを勉強して、一生懸命ヒトのように振る舞おうとするおかしさが、とても愛らしいです。 私の生きてる世界はなにかヘンな気がする。考えてもわからない。でも、それでいっか。という感じの、おおらかな気持ちになれる小説です。

約2か月前

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表紙の色が好き。 身に覚えがある〜。まだ寝込んだことはないですけど、、 精神科レポ漫画を読んだ時、思ったことが描かれていた。「かぜ」じゃなくて「ガン」ですよね。 あと仏教は効く人にはほんと効きますよね。 妻、子供、親に助けられた人の話は多く、家族愛はやっぱり大切らしい。 家族や親族がいない人の体験記も読んでみたかったです。 すごくいい内容だと思うんですけど、個人的に気になったのが、広告漫画っぽいテンションなんですよね・・・全力で説明してくる感じ。無駄がないのかなぁ。

2か月前

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マーケティングの入門の入門本。つまりマーケティング入門本を読むための準備。 「まーけっと」「にーず」ってなぁに?というレベルの人向け。 絵本パートで具体例を提示し、解説パートが交互に繰り返される構成は読みやすく、内容も複雑で膨大なマーケティング知識の基礎を伝えることに徹底していて、とてもわかりやすいです。 マーケティングの本はだいたい海外からの翻訳なのでとっつきづらいとか、カタカナ用語が多すぎるとか、わざわざ難しく書かれてる気がする・・・というような悩みを抱える方におすすめします! かわいい少年とえぐみのあるウサギが、マーケティングをやさしく教えてくれますよ。

3か月前

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ヒロインがラスボスだった。 世界のピンチにワクワクしながら、主人公に「普通のつまんない世界にうんざりしてたんじゃないの?」は悪役のセリフですよね。笑 ストーリーは明快ですが、ハルヒの意図が読めないです。特にみくるちゃん関連の描写。嫉妬したくてわざとやってるのかな。 前提として、たぶん生命体を好きにできないっぽいですよね。(そもそも、キョンに自分を好きにさせたり、自分をみくるちゃん並みのナイスバディにすればよいではないか) ハルヒの中にも常識的な部分があって葛藤があるらしいので「やっぱり男子はみくるちゃんみたいな女の子っぽい子がいいんでしょ!」みたいな劣等感と、キョンがどう反応するか(期待を裏切らないか)見てみたい意識の表れなんでしょうか。それは年相応で可愛い。 コスプレとか、空間の情報を書き換える戦闘シーンとか、映像向きなシーンが多かったので、ストーリーが全く一緒ならアニメで見てもよかったな。

3か月前

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絵柄がマイルドになって倒錯感やフェチ感は減ったけど、そのぶん、SF成分が増量されてる〜! 読みやすい。興味あるけど心臓が弱い方は、こっちから読むのもいいかも。 あきつちゃんとかミーガンみたいな、有機人形が主役の話が好きです。 服従こそ最上の幸せ!な有機人形たちがピュアで可愛らしい。 健気な道具っていうシチュエーションに弱いです・・・。( ; ; )

4か月前

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勝手に貼られた「女」という名のラベル。一生逃げられないそのラベルに向き合い、振り回され、迷走してたくさん傷つく雨宮まみさんは、まるで村田沙耶香さんの小説の主人公のよう。フィクションのような自伝でした。 女性と被虐待児の内面には共通点がみられるって、本で読んだ記憶があります。 なぜなら、承認されないと生命が脅かされる立場だから。そう思うとこじれるのも仕方ない。「たかが女子」とか言えない。命かかってるんだもの。 早い段階から男性目線を内面化してしまったことが「こじらせ」のはじまりだったということでしたが、生まれつき危機感が強い方なんだろうな〜という気がする。ものすごい行動力と内省力だし。 他者の価値観を内面化してしまうと、本当に自分が求めてるものとの矛盾に苦しむ、というメッセージがたいへん身につまされました。 雨宮まみさんの文章はどれも優しいですね。真面目で、繊細で、人に気を使っちゃう方なんだろうなって、伝わってきます。 ぜんぜん圧力や押し付けがなくて、傷ついた人にしか書けない優しさだとも思います。 Webでやってた愚痴聞き企画が好きでした。ご冥福をお祈りします。

4か月前

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すっごくためになるのに優しく・易しい本に出会うと、難しい本ほど勉強になる、という思い込みが崩れますね・・・! 厳しくするほど(それに耐えられる人ほど)よりたくさん伸びる、も違いますしね。 現代日本で人を育てるなら「人を動かす」より、断然こっちかなという気がします。 篠原先生は、ご自身のことを「菲才」と仰っていますが、「自分はできない」って思った経験がない人じゃないと、この伝わりやすさと、優しい視点の文章は、書けないと思いました。 そして、余裕がない上司一年生にも読みやすい文章量です。 子育て・教育に通じるというのはとても納得。 細かく指導するのが良くないのは目からうろこ。でも、理由を聞くと納得。 「できた!」感を自分の手で掴みとる楽しさを教えること。そのために、環境を整えること。 ゲームのレベルデザインにも似てるかも・・・。

4か月前

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資源の枯渇した近未来フォーマットですが、デジタル世界に住処を移した訳でもなく、合成食料・合成燃料という設定でさらっと片付けるのでもなく、過酷な環境で生きられる植物や食用魚、家畜などの遺伝子を管理している「カロリー企業」が世界中のエネルギーを支配するという、バイオテクノロジーな世界観が新鮮でした。 蒸し暑く雑然とした街・バンコクが舞台ということで、文章からむわっとした熱気が伝わってきます。 特に、冒頭のメゴドンド解体in工場のシーンが、こちらも息苦しくなるほど。もちろん空調なんてありません。 複数の主要人物の視点を移動しながら物語が進みます。関係ないと思っていたキャラクターのストーリーが繋がっていく感じ、ゲームの「SIREN」や「428」みたいでワクワクします! 上巻のメインキャラクターは4人。 アンダースン・レイク [カロリー企業勤務の西洋人(ファラン)] この本、全体的に翻訳がぎこちないのですが、アンダースン編が一番読みづらいかも。感情移入しづらいです。他3人はすごく良いんだけど・・・人種のせい? 個人的には、ンガウの謎より、エミコへの葛藤のほうが気になります。 タン・ホク・セン [かつて海運王だった、今は難民の老人] 動揺しながらも、それを悟られないようギャングと渡り合ったり、次から次へと起こる問題に、悪態をつきながらも立ち向かうホクセンおじいちゃんのプライドは、なんだか泣かせます。 自分の限界を悟りながらも諦めないおじいちゃん、かっこいい。 敵が多いし、フィジカル弱いし、いつ死んでもおかしくなさそうな立ち位置なので、見ててハラハラします・・・! エミコ [日本製のねじまき娘] 他人にへりくだって仕えるよう、インプットされた遺伝子を持つにも関わらず、仕えることに誇り高い感じが良い。 「源蔵さまは私をそんな使い方しなかったわ!」みたいな。 新人類でもメンタル面は普通の女の子のようで、差別や虐待に苦しむ姿は見てて辛かったです・・・ “生きぬくため抵抗すること”に目覚めはじめてるので、下巻で戦うエミコが見れることに期待! ジェイディー・ロジャナスクチャイ [タイ王国環境省・実行部隊の隊長] 憂国の士って感じの人。汚職にまみれた省庁でただひとり、国のために正義を貫いた結果・・・(T_T) 元は人気のムエタイファイターで、部下から慕われ、妻や子を何より大切にし(妻との出会いも素敵)、使命感に燃え、まっすぐで激情的な性格、と気持ち良いほどヒーロー的なんですが、こういう人ほど世渡りできないのがディストピアSFの常・・・ 下巻では、カニヤとソムチャイ(生きてる?)の逆襲があるんですかね!?報われなかったら辛すぎます! 下巻早く届かないかな〜わくわく!

4か月前

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星新一SSの感想いっぱい書きたいな計画・その2。 〈保障〉自分が神様と思ってやりたい放題のお客さんには、これくらいしてもいいんじゃないの!?と思っちゃいますが、返済能力の無い人=死になっちゃうと、ディストピア感がすごいですね。 〈大黒さま〉手塚治虫先生の〈オクチンの大いなる怪盗〉をなんとなく思い出しました。不幸の袋。 〈あるスパイの物語〉たしかに失業者が溢れるのは困りますが、スパイ達がいい生活を送ってるお金は税金じゃないの?と思うと・・・むむむ。 ☆〈住宅問題〉現実でもありそうですね!資本主義で生きてるかぎり、広告からは逃げられない。個人的には、タダの代わりに広告がたくさん乗ってくるようなサービスはうんざりです。 〈信念〉道を極めようとしたら、途中から善悪は関係なくなる気がします。 〈半人前〉半人前の青年が成長して、うまく仕事できるようになっちゃったら?とは考えなかったのか。ラストでは手遅れ寸前までいってますし。 〈変な客〉強盗の頭がおかしい。 〈美味の秘密〉呪いのアイテム。 〈陰謀団ミダス〉こんな感じで世間を操作する方法を、本気で研究してる人がいそう。でもそれで経済が回るのなら、いいのかも。 〈さまよう犬〉犬になってたのは前世?夢の中の国? 〈女神〉深夜にうちのキッチンでガタガタいってるのは、冷蔵庫の神かなぁ。 〈海のハープ〉イソップ物語みたい。 〈ねらった弱み〉ずるくて強かな人は、一見弱者のような顔をしてますよね〜。 ☆〈鍵〉星新一の作品って淡々としたイメージが強いですが、男のロマンな話になると、文体が熱くなる気がします。血が通った感じになるというか。 P142〜P148は、短い文章の中に男の人生がぎゅっと詰まっていて、ほんとに鍵に夢中で、一生懸命だったんだなぁ、と思わせられます。 〈繁栄への原理〉宇宙に出ることで、得られるものも絶対あるから! ☆〈味ラジオ〉公共の電波に食欲をがっちり握られて依存症になってる市民たちの話だけど「洗練された人工物に慣れすぎると、自然なものが受け入れられなくなる」っていうメッセージが一番印象に残った。 〈新しい人生〉怪我の功名。 〈古風な愛〉結婚式くらい挙げさせてあげればよかったのに。 〈遭難〉あいちトリエンナーレとかに置いてありそう。 〈金の力〉ジレンマ。 〈黄金の惑星〉無限ループ。 〈敏感な動物〉そこまでしてネズミを根絶しなくても・・・ 〈宇宙の英雄〉本当に死にかけの人を助けたいなら、死にそうになる理由に優劣はないはず。(?) 〈魔法の大金〉すごくシンプルな話ですが、もし魔法のランプとかに何でもお願いできる機会があったら、自分もやっちゃいそうな初歩的ミスだなぁ。気をつけようと思います。 〈声〉現実で、この「狂わせルーム」をやったらどうなるのか気になった。 〈人間的〉基本的にロボットやAIはどの子も健気で素直なので大好きですが、この揚げ足取りロボは嫌い。 〈破滅〉「橋だと思ったら陸橋だった」が、やりたかったんだろうなぁ。 〈博士と殿さま〉銀色に光るタイムマシンにお菓子や缶詰をたくさん持ち込んで、江戸時代にピクニック。ほのぼのしました。しかも博士と助手は、二人ともおじさん。 〈小さな世界〉そのうち、目的地について降りなくても用事が済ませられるように、遠隔操作できるドローンみたいなのがついて、一生座ったままでよくなるのかも?車という名の着ぐるみ。 〈長生き競争〉エネルギーが小出しになるような薬?寿命をスローモーションで消費していくような薬?でしょうか。 〈とんでもないやつ〉めんどくさがりの人が文明を進化させてきた気がする。 〈妄想銀行〉脳が最新テクノロジーで再現できるようになったら、妄想ファイルの書き出しと読み込みで、妄想銀行と同じようなことができる未来がくるのかな。

5か月前