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マシマロウ

若い頃は若い連中が読まないものを、歳をと…

若い頃は若い連中が読まないものを、歳をとってからは青くさいものを好む天邪鬼かもしれません。よろしくお願いします。

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コメントした本

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一冊で三度楽しめた。 第1部では嫌ミス。 主人公の少年時代。彼はある親子との出会いによりこれでもかという不幸のドン底に落とされる。 第2部ではリーガルミステリー。 複雑に絡み合った謎解きを弁護士になった主人公とその親友が解き明かしていく。 そしてこの一冊を通して、主人公が立ち向かう根っからの悪人に対してどう「代償」を払わせるのか?という結末。 読書の秋にふさわしい一冊だ。

約5時間前

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手にとるのが早すぎた本だ。 解説の中にある、小松左京氏の次の言葉がそのことを端的に表している。 かつて「物語」は、あらゆるイメージの総体として「哲学」と言ってよかったが、それがある時期から「科学」と「文学に分かれてきた。自分がSFに惹かれたのは、そうした「文学」と「科学」をもう一度、「哲学」に一体化できるかもしれない。 さらに、解説は次のように続く。 この「小松左京のヴィジョンを現在もっとも瀬名秀明氏である」と。 そうだったのだ。SFのSがスペキュレイティブとなった頃から、この文学の一形態はより観念的に思弁的に深度を増し、怠惰な心はそこから離れてしまったはずだったのだ。 手にとるのが早すぎた、とはそういう意味であり、さらなる学びの後で再読したい。

21日前

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刑事夏目信人シリーズ3作目。2作目の長編は未読。少年鑑別所に勤務する法務技官から、警官に転職した主人公の刑事が、さまざまな事件を解決していくのだが、その転職にはある背景がある。 「目には目を歯には歯を」という言葉がある。事件に巻き込まれた被害者やその家族は、事件が理不尽なものであればあるほど、法に守られた加害者に対しやりきれない思いを抱くことになる。さらに、加害者自身にも犯罪に走らざるをえない割り切れない事情もあったりする。そうした絶望にも似た状況の中で、主人公の夏目は希望の光を投じてくれる存在だ。 実は、夏目の娘が事件に巻き込まれ現在植物状態にある。転職の背景にはそうした夏目自身の絶望感があるが、今回はその絶望感に少し光が射し込む。

約1か月前

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樋口有介さんの大ファンだ。 だから、何を書いても褒め言葉にしかならない。ルポライターの主人公が謎解きに挑むパターンは、シリーズ6作目にしても変わらず、しかも美女にモテモテなのも相変わらずだ。 まず、小六の娘さんとのからみから始まり、新担当編集者、元上司の警視、被害者のボーイフレンドの姉、いずれも美女ということになっている。彼女らとの、テンポのよい会話、その中の思わずニヤリとする至言、機知に富む台詞を毎回のように楽しませてもらえる。時には、主人公が彼女らにやり込められニヤリとする場面もあったりする。 日本にハードボイルドは、成立しにくい。そんな文化や風土の中で、このシリーズは確かに健闘しているのではないか? さて、謎解きの方だが、それはやはりこの作品を読んで楽しんでもらいたい。ただ、このタイトル『誰もわたしを愛さない』が、読み終えた時に深い読後感を残すことになる。

約1か月前

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それなりの年齢になり、それなりの経験を積んできたはずなのに、こんなにも違うものなのか、驚かされる。解説にあるのだが、著者インタビューで吉田氏は「初めて何かを思い出そうとして書いた作品だった」と語られたそうだ。こんなに違うものとは、「思い出そうとして書ける」ものの質と量である。 『……の女』というタイトルがつけられた11編の短編が、並ぶ。決して女性礼賛というわけでもなく、かといって興味本位の女性品評会的なノリでもない。平均的なラインからはかなりかけ離れた女性たちは、その中で確かに息づいて生きている。吉田修一氏の手腕である。 個人的には、最後の『最初の妻』という作品が心に残った。リアルな年齢からいちばんかけ離れた13歳の少年の話で、だからこそ逆説的な意味で自分の身体感覚を刺激し、最も等身大の自分と重ねることができたように思われる。

約2か月前

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かねてより、関心のあった共感覚者による共感覚についてのノンフィクションである。共感覚とは、「五感のうちの一つが刺激されると、その感覚に加えてもう一つ別の感覚も反応するという現象」のことだ。たとえば、音に色が伴うとか、味に形が伴うといった、感覚の混在現象を指す。 かつて、『二次元の世界』という本の中で、自分の住む次元より上の次元の世界を理解することが困難だということを読んだ記憶があるが、それと同様自分には到底理解不可能な感覚の話であった。それは、この本が共感覚者の紹介に終始したものであったからだ。 得たものがあるとすれば、それはマイノリティに対する理解を深められたことだろう。解説の中で、養老孟司氏は、「社会を作るのは脳である。人の場合、その脳の働きが共通性を高めることによって、社会の発展をうながしてきた」と書かれている。確かにそういう一面があるとしても、人間の発展に共通でないものを切り捨てることが不可欠であると考えることは、非常に危険だ。 自分にないものを無視するのでなく、理解しようとする態度こそ今必要なのではないか?

約2か月前

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芥川賞と直木賞を引き合いに出すまでもなく、読者の小説に対する姿勢は大きく二つに分かれる。己の醜く、白日の下にさらけ出すのを躊躇われるような本性を自虐的に読むのか、娯楽性を追求した、様々な人生模様を追体験し一種のカタルシスを得るために読むのか、これらに二分される。 この『土の中の子供』は、もちろん前者だ。よって、ストイックな読み方を要求される。たとえば、64ページ、65ページの見開きには改行が1箇所もない。その覚悟のあるものだけが、この小説を手に取る資格があるように思われた。読書には、時機があり、それなりの環境を整える必要もある。私はそれを無視し、怠ってしまったが。

約2か月前

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朝の連続ドラマのような小説。 では、ドラマで見た方がいいのかと言えば、やはり小説の形でこの親子二代にわたる人情劇を経験したい。解説にも書かれているが、中盤のある登場人物の台詞がこの小説の結末に大きな意味を持つのだが、ドラマ仕立てではこの醍醐味を味わうことは不可能だろう。そして、それがこの小説のテーマにつながることになり、濃密な時間の中で一気に読んだ方が味わい深いものとなる。 ドラマにはドラマの、映画には映画の良さがある。この作品は、じゅうぶん映像化は可能だが、小説の形でこそ本領を発揮できると感じた。

2か月前

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この本を読んで、まとめた重要ポイント。 「脳は、ストッパーをはずすと成長でき、疲れを知らない。脳は常に新しいものを求めている一方、見たいものを都合よく見てしまう」 「脳の中の海馬は情報の選別を担当するが、この働きが賢さと関連している。海馬を増やすには、新しい環境で刺激を受けることである」 「心は脳が活動している状態をさす。何を記憶するかより、どう記憶するかが大切である。何かを考えるとは、後者を組み合わせておこなう行為だ」

3か月前

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温泉を訪れる五組の男女の話。 温泉地は、古来より湯治場とあるように傷を治すためのスポットであった。しかし、現代では身体の傷というより、心の傷を癒やすためのそれへと変わってしまったように思われる。現代は、それだけ心に負荷がかかってしまう時代になってしまっているのだろう。 というわけで、この五組の男女は、何かを求めて温泉地を訪れるのである。 表題作『初恋温泉』からの一節。 「幸せなときだけをいくらつないでも、幸せとは限らないのよ」と彩子が言った。

3か月前

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〜が好き、とつぶやいたり。 〜を食べた、と写真を投稿したり。 〜はどーなの、とディすったり。 これらは、みんな自分が何者なのかを発信してることなのかな。 そんな他人のSNSや日常の言動をよく観察してる人がいる。そして鋭い指摘をする人がいる。 でも、そんな人もまた他の人から観察されているという当たり前のことに気づかない。 他人から指摘をうけるとムカつくくせに、他人に的確な指摘をすると気持ちがいい。 就活に励む5人の男女の物語。直木賞受賞に納得。

11日前

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「ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。そこに命を狙われている女性が駆け込んだ時、自衛官達の命を賭けた戦闘が始まった。」 裏表紙の説明である。 もちろん、ifの世界である。現実では自衛官達に起こりえない戦闘シーンの連続である。登場人物たちもそれぞれがそれぞれの問題を抱えており、ストーリーが進むにつれて心の闇が浮かび上がり、光が見え隠れしながら、生存を賭けて闘う。 物語の中では、この凄惨な戦闘は闇に葬り去られる。なかったことにするのだが、はてと考える。現実の世界でも、もしかしてこんなことが起こりうるのでは、と。いや、すでに起こっているのではないかと。ifの世界での出来事ではあるが、その世界は現実からわずかな角度だけズレただけの話ではないか? そんなことを考えさせられた。

27日前

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音という刺激を受けると、聴覚と嗅覚が同時にはたらく「嗅聴」という「共感覚」を持つピアノ調律師が主人公の短編集。 主人公は、ピアノの生音に対してだけこの感覚が発動するのだが、その感覚を利用して、ピアノにとどまらずその持ち主の問題までも「調律」していく。 七編中、五編目までは。 六編目で、大きな方向転換がある。 それが、2011年3月11日の「あの日」が、この物語をぎこちなく歪めてしまう。 七編目で、停滞した物語は再び動き出すのだが…。 熊谷達也さんは、仙台市在住とのこと。同じく仙台在住の伊坂幸太郎さんは、「あの日」のことを書かないと宣言している。熊谷達也さんは書くことで、自らの作品に亀裂が入ることもいとわなかった。どちらも、苦渋の決断の末に生まれた覚悟だろう。

約1か月前

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血が5、地が3、知が1、痴が1。 あくまでも、私個人の感想です。 こんなブレンドのコーヒーを飲んだら、さぞかし苦いだろうな。でも、猛々しい青春の思い出、家族との愛憎、未熟さゆえの自己嫌悪の味がじわじわしみわたるんじゃないかな。 三作品が収められているが、最後の『雨を見たかい』では、再生の兆しを提示して終わるので、それが後味として残る、馥郁たる香りのする本でした。

約1か月前

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行動心理捜査官・楯岡絵麻シリーズの一冊。ブラック・コールの方がシリーズとしては後になるのだが、読む順番は逆になってしまった。感想は、ブラック〜の方といっしょだが、絵麻が捜査官になるきっかけとなる事件がより鮮明になった。いくつもの事件を行動心理学を駆使して被疑者の偽りをあばきながら、彼女は15年前の事件の真相を手にすることになるのか?彼女を応援したくなるのは、彼女の美貌のせいではない。

約2か月前

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非常に評価に困る本だ。 ファンタジーとして捉えると世界観が浅く物足りない。ミステリーとするには、ファンタスティックな要素が多く、怖さを感じない。純文学とも違う。大人を対象とした恋愛ものでもない。 そのような、中途半端なストーリーを最後の数行で、独自の世界観に着地させる短編集。好き嫌いが分かれるかな?

約2か月前

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600ページを超える長編だが、その長さを感じさせない面白さだ。その魅力の一つは、登場人物の造形にあるのは間違いないだろう。17歳の少女を1週間警護することになった、ボディガードのキリは素性不明ではあるものの、腕は確かだ。その少女をなぜ警護しなければならないか、がこの物語の眼目だがその辺の設定が現実離れしており、興ざめする一面もあるにはあるが、次から次へと襲いかかるピンチをどう切り抜けていくのか、ついつい先をよみたくなる仕掛けが随所にある。楽しみのために読む。それでいい。

2か月前

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ルービックキューブのような本。 そんな印象を持った。 「あたし殺されたの。もっと生きたかったのに」と裏表紙の紹介にあるので、オカルト的なミステリーと思いきや、やはり裏表紙の紹介にあるように「感動の連作ミステリ」だった。 人生は選択肢の連続である。でも、自分の選んだ選択肢が人の生死に関わることになったら……。そんな怖さを感じさせる一面の色が揃い、二面、三面と続く。そして、最後の面が揃ったとき、大きな感動を味わう。ルービックキューブの完成である。

2か月前

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犯罪心理学者vs悪の天才。 正義が勝てば、心地よいがありきたりになる。逆に悪が勝てば、居心地の悪さを感じながらも(クリーピーとは、身の毛のよだつという意味らしいが)展開を簡単に予測させない面白さがうまれる。 この小説では、悪に軍配を上げざるを得ないのかもしれない。だから、読後感は決していいものではないが、面白い。いや、面白いといっていいのか。「奇妙な隣人」の疑惑と不安は決してフィクションの世界にかぎられたものではないからだ。

3か月前

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アドラー心理学に興味があり、手にした一冊。自分を人と比べてしまうことは誰にもあることです。そして、コンプレックスを持つことになるのですが。 そのコンプレックスは決して悪いことではない、むしろ劣等感を乗り越えて勝つことが大切だというのです。完璧な人間などもともといないのですから、何らかの分野で勝つ体験をすると人間は変わる…。 というのですが、勝てないから、コンプレックスを持つわけで、それに打ち勝てばコンプレックスから卒業できるというのは、なかなか実践できないのではと思いました。

3か月前