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「恋人との対等な関係ってなんだろう。」 怖さすら感じる狂気の恋愛模様の中に、人間なら誰しもが共感してしまうであろう感情が散りばめられた一冊。 |
コメントした本
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「私はこれから、迷って、悩み、苦しみ、悶えて、書いて、書いて、書いて、そして、死ぬのだ。」 小説家の主人公の感情表現を通じて、窪美澄さんがどういう思いで作品を生み出しているのか、その一端を目にしてしまった。 その一端を知ったことで、このひとの小説をもっともっと読みたいと思った。 |
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孤独な私は、誰からも見えていない。 自分は、本当に存在しているのか。孤独を感じる主人公が抱いたのは「自分は透明人間だと思い込む話」。 透き通るかのように清らかな文章の中に、感情の機微が輪郭を持ってはっきりと描かれる不思議な筆致力。次回作も読みます。 |