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ぬぬに

非ワカモノです

非ワカモノです。妻とネコ一匹とで練馬で暮らしています。主な取り扱いジャンルは、歴史、地理、アート、旅行、クラシック音楽他。小説読めない病から回復中。本感想Blogはじめました。Standに書いたやつより、もう少し詳しく書いてます。 https://www.nununi.site/

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コメントした本

ベルリンは晴れているか

第二次大戦終戦直後のベルリン。 米ソ英仏四カ国連合軍に占領されたこの街で、ひとりのドイツ人が毒入りの歯磨き粉によって殺害される。 容疑者として連行された、ドイツ人少女アウグステは、戦時中孤児として、被害者宅に匿われていた過去があった。 容疑を晴らすためにアウグステは、被害者の義理の息子を探す事を命じられる。 荒廃したベルリンでの、少女の探索行を描く。 圧倒的な暴力が、生命を脅かした時、良心を保ち続けて生きることは困難である。 ユダヤ人、身体障害者、同性愛、共産主義、強制徴用された外国人、数多の少数者を見殺しにしてきた罪とどう向き合うのか。 人間の弱さと矜恃を、改めて見つめ直すことが出来る一作。

2日前

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また、同じ夢を見ていた

『きみすい』作者の第2作。 大ヒット作の次は書きにくそうなものだけど、 しっかり良い話を書いてきた。 小学生の女の子が主人公。 児童文学のレーベルに入ってても違和感なさそう。 幸せは歩いてこない、だから歩いていく。 このフレーズに作品のテーマが凝縮されてた。 ネコがとにかくかわいい。 ナーナー。

8日前

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クララ白書 ぱーと2

シリーズ第二作。 はじめてのラブレター、下級生の寄宿舎破り、親友が学校辞めるかも、緊張感を持たせてから、一気にドタバタコメディに落とす流れが、ワンパターンながらもどれも見事に決まる王道の学園コメディ。 電車の中で読んでいてニマニマしてしまった。 中学生編が終わって、続いて高校生編の『アグネス白書』に続きます。

23日前

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クララ白書

実際の本棚から発見。ウン10年ぶりに再読。昭和のコバルト文庫。 クララ白書は中学生編で、アグネス白書は高校生編ね。全4冊の1巻目。 中三から寄宿舎住まいとなった主人公が、女子校の独特の風習に翻弄されながら、学園生活を謳歌するお話し。 氷室冴子の実質的なデビュー作で、これが当たらなかったら「ジャパネスク」も「海が聞こえる」も世に出なかったはず。 先輩の下着の上に自分の下着を干してはいけないとか、先輩に失礼があったら、一定日数毎日花を部屋まで届けなくてはならないとか、異世界としての女子校寄宿舎ネタが、今読んでもメチャメチャ面白い。 なお、平成に入ってから、新装版が出ていて、こちらは今どき風に改定が入ってるみたい。こちらも読んでみたい!

26日前

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水晶宮の影

グインサーガ40周年。栗本薫没後10年。続篇15巻目と、節目の一冊。 栗本薫時代から続いていたヤガ編がようやく終了。こんなに引っ張るような話だったかは正直微妙。。 ザザの黄昏の国経由ワープが便利過ぎるような。ほとんどどこでもドア的に使われている感じ。 グインはふたたびクリスタルに潜入。ようやく「あのお方」と対面するのかな?アウロラちゃんは今ひとつ、なんでついてきてるのかよくわからん。 今のクリスタルは素人が来てどうにかなるところじゃないと思うんだけど。

約1か月前

老いと記憶-加齢で得るもの、失うもの

認知症は遺伝的な面が強く、生活習慣を改善しても65%が制御不可能らしい。 まあ、それでも35%はコントロールの余地があるよって事で、以下の事項は出来るだけ避けた方が良いみたい(難聴とか気をつけられるのかな? 難聴 肥満 高血圧 喫煙 うつ病 運動不足 社会との接触 糖尿病 ちなみに脳トレの効果は限定的で、認知症に効く確証はないとの事。 本書では、老いに抗うのでなく向き合うこと。自身の記憶は失われても、記憶は人に引き継げると説く。まあ、確かにそういう考え方もあるだろうけど、自分の記憶が、自己同一性が失われていく恐怖というのは、カンタンには克服出来なさそう。。。

約1か月前

アクタージュ act-age 6

『銀河鉄道の夜』編クライマックス。 この世のものとは思われない、カムパネルラの透明感が凄い。演劇モノでこの話を使ってくるだけで、号泣必至なのに、巌先生の話まで絡めてさらに泣かせにくるエゲツなさが好き。 やはり、その場限りでやり直しのきかない、舞台演劇は良いよね。

約1か月前

来世は他人がいい(3)

東と西、それぞれの大物ヤクザの一人息子と一人娘がお試し同棲させられるお話、第三弾。 美男美女しか出てこないが、まともな倫理観の持ち主が一人も出てこない。一見常識人のヒロインも、キレると怖い(笑

約1か月前

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人口減少時代の土地問題 - 「所有者不明化」と相続、空き家、制度のゆくえ

経済は右肩上がり、人口も増える一方。そんな時代の土地制度が、人口減少時代に入り、実情にそぐわなくなって来ている。 価値がなくなり相続されない土地、所有者が分からない土地は、現在九州の面積を超える広さにまで、増加している。 本書では、土地の所有者を記録する登記簿と、土地の利用状況を記録する地籍調査。もともと別々のものとして始まった制度が、戦後になって統合されたことによる不備を指摘。 併せて、現代社会では、更に制度の歪みが広がっている事を示していく。 戸籍と登記簿はリンクしていないため、所有者が別の自治体に居住している場合、亡くなってもそれを当の自治体は知ることが出来ないというのは、さすがに何とかならんものかと、、、

約2か月前

宿命の宝冠

レンティア第一王女アウロラの初登場巻。 時期的にはグインが黒竜将軍になったあたり、アルミナの嫁入り前とも書かれているから、正伝の40巻ちょいくらいの頃かな。 沿海州会議の際にアンダヌスとセットでヨオ・イロナが出てきたくらいで、正伝ではまともに描かれたことがなかったレンティア本国が今回の舞台。 外伝作品かつ、新人のデビュー作と考えれば、こういう「空白地帯」のお話の方が書きやすいのかもしれないね。 本作は、宵野ゆめにとってデビュー作。最初の作品ということもあってか、相当にぎごちない。描写がまわりくどく、話が分かりにくいのは難点かな。 逆に考えると正伝132巻の『サイロンの挽歌』はそれほど違和感を覚えなかったので、この間に相当な研鑽をつまれたであろうことは想像に難くない。 最近は、病気療養モードに入ってしまっているけど、復活を待ちたいところ。

約2か月前

50代からの「稼ぐ力」:会社にも年金にも頼らず生きる方法

老後に2000万云々が必要な話が先日出たように、もはやこれからの時代、年金に頼れないのは当たり前。ではあれば、どう備えるべきなのか? 筆者的には、40代から50代を老後の予行演習として、会社の資産、人脈を使いながら、将来やりたいこと、稼げそうな事の種を蒔いておきなさいと主張する。 無論現役並みに稼ぐのは無理だし、そこまでは実際必要ではない。目指す金額は月額15万だと筆者は言う。無論借金はダメ。あくまでも、手元の自己資金の範囲内で止めるのが大事。

5日前

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いなくなれ、群青

階段島シリーズ一作目。 悲観主義者の主人公と、理想主義者のヒロインは、互いを大切に思うあまりにすれ違う。 大切なものを失った人間だけが集められる階段島は、村上春樹的な中有の世界なのかな? 島を支配する魔女の存在が気になる。 理想主義者は、成長するに従って、自らの掲げる理想そのものによって傷つけられていく。なので、あちら側の二人の選択は、現実的な最適解だと思うのだ。 それだけに、本編での主人公の選択は、自分だけの理想を、ヒロインに押し付けてる気がしないでもない。もっも、二人で話し合った方が良いのでは?? とはいえ、終盤のタイトル回収は、綺麗に決まっていい感じ。続編で二人の関係性が、どう変わっていくのかが気になる。 シリーズ完結しているみたいなので、サクサク読んでしまうつもり。映画化も決まってみたいなので楽しみですね。

18日前

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京極夏彦の妖怪えほん (4) とうふこぞう

妖怪界のゆるキャラ、豆腐小僧さんが登場する愉快な絵本。 物陰、暗闇、あらゆるものに何かが潜んでいるかに見えた、子ども時代の夜の恐怖を思いだせてくれる。 京極夏彦の妖怪えほんシリーズは怖いばかりのラインナップになってないところが良いですね。

25日前

後宮の烏 2

架空の中国風王朝を舞台とした中華ファンタジー第二弾。 1巻目で話的にはキレイ収まっていたけど、人気が出たからか続篇が登場した。 後宮にあって伽をしない特別な存在。常に黒衣を纏う謎めいた『烏妃』。 幼い頃から、孤独に過ごし。過酷な烏妃の役割を継承せざるを得なかった寿雪にとって、人との交わりは禁忌。自分は幸せになってはいけないのだと、信じてきた彼女に、暖かな人の情愛が通い出した時に何が起こるのか。 今回は、烏妃の存在そのものの謎に迫るストーリーで、緊張感も高まる。次の巻を早く読みたくなるけど、い次の出るのだろう〜

29日前

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つくもがみ

京極夏彦の妖怪えほんシリーズ。 このシリーズは怖い話ばかりではなく、本書みたいな楽しい妖怪話もあるのが特徴。 年を経たモノたちが、命を得て付喪神になる。慈しまれて残ってきた道具たちの、躍動する姿が切なくも楽しい一作。

約1か月前

京極夏彦の妖怪えほん (5) ことりぞ

『ことりぞ』は「子取りぞ」で、夕暮れ時に子どもを攫う妖怪。出雲地方に多いみたい。 似たような妖怪は日本各地にいるみたい。神隠し現象の、ひとつの解釈なんだろうね。 極限まで削ぎ落とされたテキスト。セピア色で描かれる古き良き日本の、日常の風景の中に潜む怪異の恐ろしさ。 あと、ネコがかわいいw

約1か月前

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黄金の盾

栗本薫の死後に刊行された四作の外伝。その最後の一作。 クム出身の踊り子という程度にしかなかったヴァルーサの設定を大胆に膨らませて、正伝の隙間を綺麗に埋めてみせた。 クムの大闘王ガンダルの物語と絡ませることで、いい感じにヴァルーサのキャラがハマった印象。 ガンダルにグインのキャラクターを被せてくる仕掛けも、最後にシッカリ機能して、上手く書いたなと感心。これ一作しか書いてないのはもったいないないなあ。

約1か月前

大友二階崩れ

赤神諒のデビュー作。 「大友二階崩れ」は九州の戦国大名大友家に起きたお家騒動。 主家への忠義を重んじるあまり、窮地に追い込まれていく吉弘鑑理と、あくまでも家族のため、愛のために生きようとする弟鑑広。兄弟二人の絆と葛藤を描いた歴史小説。 主君の意向を汲んで行動していただけなのに、四面楚歌の危機に陥る吉弘家。序盤の緊迫感溢れる展開は引き込まれる。 江戸時代的な「忠義」を重んじる鑑理や、現代人のような家族愛を第一に考える鑑広。ここら辺、戦国時代らしくなくて、モニョモニョするところだけど、逆に今の読み手には刺さる部分なのかもしれない。 義を行うは難しいことだが、貫き通した義が、最後には自身を救う。読後感的にはさわやかな終わり方。

約1か月前

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第二音楽室

佐藤多佳子のスクールアンドミュージックシリーズ第一弾。 鼓笛隊、二重唱、リコーダーカルテット、スクールバンド、さまざまな切り口から、自分以外の誰かと音をあわせるよろこびを綴っていく短編集。 一作目「第二音楽室」は小学校の鼓笛隊で、楽器をもらえないピアニカ組に割り振られた六人のお話。 ふだんなら絶対仲良くならないクラスメイトとの間に生まれる束の間の連帯感。ツボハマり過ぎて泣きそう。 二作目「デュエット」。音楽の試験、男女ペアの二声で『翼をください』を歌う話。ペアの組み方は自由!主人公は憧れのボーイソプラノ君とペアを組めるのか? 自分の時代にこんなのあったらペア組めなくて、絶望で打ちひしがれてたに違いない(笑 三作目「FOUR」は魅惑のリコーダー小説。卒業式で演奏するための臨時カルテットに選ばれた四人の中学生のお話。『インスブルックよさようなら』吹いてるし! 奏でる喜びが、合わせる喜びに昇華していく、音楽の一期一会感を思い出させてくれる一作。 最後の「裸樹」はスクールバンド編。中学時代の不登校の経験から、実力もやる気もないバンドメンバーに迎合しながら、道化キャラを演じ続ける主人公のお話。 没頭できるなにかがある事は時として人を救う。 ブラスバンドに押されて「第一音楽室」を使わせてもらえなかった弱小文化部出身としては、個人的なツボ押されまくりの名作でした。次も読もう!

約2か月前

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50歳からの孤独入門

アラフィフに突入したので、参考文献を渉猟中。 カラダの衰えもそうだけど、いずれやってくる役職定年による、仕事上のポジションの地盤沈下はけっこう堪える。 ここで偉そうにしていると、この先十年を誤るので、どこまで謙虚になれるかは企業人としては大切な資質かと思われる。 いかに承認欲求を手離して「脱力」出来るか。 この辺りは中途半端に結果出せちゃってた人の方が難しそう。 本書では、この他にも、退屈との向き合い方、恋愛に夢を見ない、親しい人の死にどう接するか、そしていずれやってくる自身の死について、著者なりのアドバイスを収録している。 項目ごとに内容の濃淡があって、全部が全部刺さる内容ではないものの、50歳への備えとして、とりあえず読んでみるには良い一冊かと。

約2か月前