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Hosokawa Keisuke

今年は年間50冊を目標に読書したいと思っ…

今年は年間50冊を目標に読書したいと思っています。小説と人文書とビジネス書を代わる代わる読みます。

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コメントした本

SHOE DOG―靴にすべてを。

映画化待ったなし!面白すぎる。 ナイキ創業者フィル・ナイト氏の自伝。ナイキの前身、ブルーリボンカンパニーの創業から、ナイキが成功し上場するまでの物語。 自伝とはいっても、堅苦しい話や、自慢・教訓めいたところは一つもない。また、ナイト氏一人の成功物語でもない。 ナイト氏は物語の主人公ではあるが、完全無欠とは程遠い。少年時代、野球が上手くなくチームに入れてもらえなかったコンプレックスから陸上を始めるものの、こちらでも然程優秀な成績は残せずに、大学卒業後、人生の意味に悩んでいた氏が、一念発起し当時一般的ではなかった運動靴を輸入販売するという挑戦に踏み出すところから物語は始まる。 彼が一人で始めた冒険に、鬼コーチの共同創業者兼天才的靴デザイナー、手紙魔の正社員1号、事故で走れなくなった元陸上選手など、個性的な仲間たちが加わっていく。皆で力を合わせて会社に絶え間なく降りかかるピンチを乗り越え、時に失敗しながらも成功していくストーリーは、まさに友情・努力・勝利の少年漫画の王道そのものであり、エンターテイメントとして成立している。 物語の中で日本企業と日本人が大きな存在感を放っていることも見逃せない。そもそもブルーリボンカンパニーは日本のオニツカ(現、アシックス)の代理店として始まるし、会社が資金繰りに失敗しそうになる時、総合商社の日商岩井(現、双日)が重要な役割を演じる。両社の日本人ビジネスマンが時にサポーターとして、時に敵として登場し、高度成長期に世界に活躍の場を広げる当時の日本の勢いを感じさせる。ナイト氏が東洋の文化に深く共感し、日本を敬愛している点も、日本人として誇らしく感じた。 映画化すればきっと面白いだろうし、是非観てみたい。ただ、アシックスの協力が得られるかどうかには一抹の不安がある。

1年前

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暗夜行路

“小説の神様”と称される志賀直哉の唯一の長編小説。小説家の主人公が自らの出自が運命に投げかける暗い影を乗り越えて精神的に成長していく様を綴る作品。 暗夜行路という題名(題名は出版元がつけたらしい)とあらすじから想像されるような、暗鬱な話がずっと続くという訳ではない。主人公は親との関係は上手くいっていないものの友人や兄弟など周囲の人々に好かれ支えられており、孤独ではない。本人も大概いい加減な所があり、ずっと悩んでいることもないので、そこまで暗くはない。 ただ、前半は進行がゆっくりで、特に事件が起こるでもなくああだこうだと言っている時間が長いので、それを耐えられるかが分かれ目か。大正初期のハイカラでお洒落な東京(銀座・日本橋辺り)の様子が活写されていて、当時の記録として楽しめる。後半は小説全体からするとテンポ良く進む。終盤の情景描写が素晴らしい。 但し、当時はそういうものだったとはいえ、主人公の行動や社会通念が現在とはかけ離れており、現代の感覚からすると、共感出来ない、通用しない部分があることは否めない。それはこの作品だけがそうという訳ではない。

1年前

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ポスト平成のキャリア戦略

20-40代の社会人に向けて、将来のキャリアを構築していく上で、留意しておくべきことを提示している。 特に、自分の能力を高めるための投資(経験・勉強など)を見定め、真面目に実践するということが重要と読んだ。見定めきれないのであればまずは実践し、走りながら軌道修正していくことも出来る。 対談集であり読みやすい。2017年末の刊行なので、直近の時事ネタが参照されているため、読むなら早めが良いと思う。

1年前

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米中もし戦わば

米中関係を軸に東アジアの安全保障について網羅的な視点を提供している。細かい章に分かれ、各章の初めにはその章で扱う話題に関連した設問が提示されることから、漫然と読み進めることなく、章ごとに頭を切り替えて議論を追うことができる。読み易さも良く考慮されている。

約2年前

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ヒッキー・カンクーントルネード

注目の劇作家による初小説。 引きこもりの青年とその家族、彼を外に連れ出そうとする人達が巻き起こすドタバタを通じて、はたして”人は外に出たほうが良いのか”を問いかける。 演劇として観劇すれば面白いのだろうと思うが、情景描写のシンプルさ、場面の切り替え、心情の説明と会話が連続する構成などに、演劇のセリフとト書きをそのまま小説に仕立てたような印象を受ける。

約2年前

お金2.0 新しい経済のルールと生き方

テクノロジーの進化によって、信頼や共感のような金銭に置き換えられない価値が可視化されるようになっている。近い将来、金銭は数多くの価値の内の一つとして相対化される。 それは、逆に交換不可能であるが故に価値があったものを交換可能なものとしてしまうことに繋がらないか。

約2年前

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防衛省

防衛省の来歴について初学者にわかりやすく解説されている。

約2年前

日本再興戦略

「お金2.0」でも同様に書かれていたことだが、仮想通過の出現により、価値が必ずしも中央集権的に発行される貨幣によって測られることが無くなり、価値の多様化、分散化が起こる。 それと並行して、同じく中央集権的な企業や近代的個人という概念は解体され、どちらもより分散化、多様化していく。企業であれば兼業が解禁され、雇用・組織が流動化する。個人であれば副業が一般化し、仕事以外で(従来の貨幣では測れない)価値を生み出すようになる。国家も地方自治体レベルまで解体されていく。 「日本再興戦略」という題名がついているが、そこで論じられているのはGDPを増やすというようなマッチョイズムではなく、日本という国とそれを構成する自治体、企業、個人の概念を解体し再構成するということ。

1年前

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刺青殺人事件 新装版

これぞ本格推理小説!というお手本のような作品。密室内で発見された切断死体から幕を開ける連続殺人事件とそれを鮮やかに解決する名探偵という道具立てからして、金田一少年の事件簿や名探偵コナンが好きな人なら必ず楽しめる小説。 古い(戦後直ぐの)作品だが、文体はそんなに古くなく、読みやすい。

1年前

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ねじの回転

怖い小説として有名だが、ホラーに溢れた現代では然程怖くはない。作中で起こる事件の原因は登場人物の主観では幽霊の所為と説明されるが、一方で確信犯的に、抑圧された人間の盲執だと解釈する余地を残すような記述となっている。無意識や欲望の存在が今ほどオープンに受け入れられていなかった当時の読者にとっては、この確信犯的な曖昧さは社会規範に対し挑戦的と映ったのではないか。そういう時代の文脈を考慮に入れて読むと興味深い。逆に言えば、そのような観点を抜きに純粋にホラーやエンターテインメントを期待して読むと満足出来ないかもしれない。

1年前

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ウチの会社 電気売るんだってよ 電力小売ビジネスを始めるための10のポイント

電力小売事業へ新規参入する企業向けに書かれた指南書。網羅的に纏まっている。 実際に参入するためには、入念なリサーチと準備が必要だろう。本を読むだけで分かるという話ではないと思われる。

約2年前

猫の客

猫との交流を通して、季節と年月の移り変わり、生と死が静かに映し出される。

約2年前

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防衛省と外務省 歪んだ二つのインテリジェンス組織

日本の安全保障は日米安保条約とそれを所管する外務省北米局安保条約課を基軸としている。防衛省はその法律上の根拠の曖昧さもあって、安全保障において主導的な役割を果たせていない。

約2年前