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くろ

ミステリー小説、特に海外作品が好きです

ミステリー小説、特に海外作品が好きです。 色々読んでいるうちに、「やはり世間の評価が高い作品、古典より現代が自分好み」との結論に達したので、主にベストセラー作品、批評サイトで高評価な作品中心に読んでいます。

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コメントした本

氷の娘

フィンランドで絶大な人気を誇るらしい女性警察官マリア・カッリオシリーズの邦訳第2弾。 第1弾の「雪の女」は、その前作が未訳で読んでいないこともあって、主人公にあまり共感できないし若干冗長なかんじもあってそれほど面白いと思えなかったけど、今作は妊娠した男勝りの主人公が、赤子の誕生を待ち望みながらも、今までのように働けないことに葛藤しつつ事件を解決しようと邁進していて、その様子を読んでいるとなんとなくマリアに愛着を持てるようになってきます。 話の構成も、最後の事件解決の展開は若干いきなり感があるけど(最後34ページで突然犯人と動機をひらめく(!)のです)、色んなとこに撒かれてた伏線を一応回収するというかたちでうまくまとめられてます。犯人の意外性も、、、まぁあるかな? このシリーズやレベッカ・マーティンソンシリーズなんかは、同じ北欧シリーズものの特捜部Qやミレニアムみたいなハラハラドキドキ感や事件解決後のスッキリ感は得られないけど、なんとなく北欧の社会制度を学び、美しい自然の描写、それぞれの登場人物の憎めない個性をゆったり楽しむのが醍醐味なんだと思う。

10日前

ブルックリンの少女

「フランスミステリー」と「謎の女」のキーワードからピエール・ルメートルの「その女、アレックス」(死のドレスを花婿にの方が好きですが)読了後のような感動を期待して手に取りました。 全体の構成のうまさや伏線の回収の鮮やかさ、結末の衝撃度はアレックスに劣りますが、各章に付された名書からの引用や最後の詩的な手紙(ここで感動すらした)が魅力的でした。本来作者はミステリー作家でないというのも納得。それでここまでのミステリーを書けるなら素晴らしい才能と思います。 ただ、2018年の評判上位の作品なら、総合的にみて、そしてミランダを殺すの方が個人的に好きです(カササギはまだ読めてない)

約1か月前

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七色の毒 刑事犬養隼人

この作者の作品はミステリーにしてライトなので、この作品のような短編集が一番よさが出ると思う。 一晩でサクッと読める。

約2か月前

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子守唄

前ニ作より良い意味でも悪い意味でも北欧ミステリらしさが増していた。 一作目ではこの手の話では珍しく家庭的で社交的なキャラだった主人公もどんどん闇を抱えたキャラになり、主人公や周りの仲間たちの抱えている問題の真相も本作で漸く一通り明らかに。 シリーズ通して子供や子供時代が事件の核となっていたが、犯人が最初からある程度予想でき、意外性がなかった一作目と比べ、この三作目では読み進めるにつれどんどん犯人に近づいて行くハラハラ感が増していて、内容に悲壮感や残虐性が増した反面、完成度が高くなっていた。 当初はこの三作目で完結予定だったシリーズも、本国では続編が出ているようで、、早く邦訳が出ないかな。

3か月前

お菓子の家

特に驚きの展開などはなかったが、話全体のバランスが良くテンポよく読める。メインの事件だけでなく、主人公の仲間が巻き込まれた事件も同時に展開していく。そちらがこの巻の中で完結しなかったので、続編も読んでみようと思う。

3か月前

自律神経どこでもリセット! ずぼらヨガ

kindle unlimitedにあったので読みました。 ヨガの基本的なことについて分かりやすく説明されています。ガチヨガ雑誌等とは違い、ストレッチのようにゆる〜く生活に取り入れたい人向け。

約1年前

特捜部Q ―Pからのメッセージ― 〔下〕

特捜部Q第3弾。 今作も派手です。緩やかに謎ときを進めて行く→解決の手がかりとなる急展開→犯人との対峙でカールとアサドが瀕死の状態へ、って流れはパターン化してます。 この作品は、メインレギュラーはカールとアサドの男二人コンビですが、毎回キーパーソンとなる女性が勇ましく闘ってますね。作者が意図的にやってるのかわからないですが。今回は被害者の母・思いがけず犯人に利用されてしまった女性コンビがカールアサドコンビを差し置いて犯人を追い詰めていくところも思わず息を呑む一コマです。 相変わらず、エンターテイメント性の強い良作でした。

約1年前

旅行者の朝食

親しみやすいロシアの小噺がつまっています。

約1年前

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クリスマスに少女は還る

誘拐された少女たちは帰ってくるのか? 少女たちの誘拐・殺人を繰り返す変態殺人鬼をかつての被害者の双子の兄をはじめとする捜査官たちが追っていきますが、その結末は単なる犯人暴露に留まりません。 たくさんの魅力的なキャラクターが登場します。 私もまんまと誘拐された少女サディを好きになってしまったので、結末には驚かされると同時に本書がお気に入りとなりました。

1年前

世界一周ホモのたび

著者をご存知の方には当たり前のことかも分かりませんが、タイトルとイラストに反し中身は結構リアルなホモホモしさ全開です。

1年前

あなたを愛してから

女主人公レイチェルの父親探しがメインテーマと思いきや、、、トントン拍子に築いたキャリアの中での大舞台でのトラウマをきっかけに精神と自己が崩壊されていき、そこで心の支えとなってくれた人の違和感をある日感じ、そこから取り返しのつかない逃亡劇に巻き込まれていく、という話。 最初、落ち着いてるけど皮肉の効いたアメリカらしい雰囲気だなぁと読み進めていたら、あれよあれよという間にハイテンポなサスペンスになりページをめくる手がとまらなくなった。 訳者あとがきでも書かれていたけど、この手のストーリーでは物語のプロットが重視され、登場人物の描写がおざなりにされがちだけど、この作品では登場人物の人間性や心情もちゃんと物語の重要な要素となっていて、単純にミステリーとかサスペンスのジャンルに分類したらもったいないと思った。 この作者の他の作品も読んでみたい。

17日前

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黒い氷

弁護士レベッカ・マーティンソンシリーズ第3作。 1作目と2作目は宗教家が被害者の事件で、教会やその内情が詳しくかかれていたが、今作は打って変わって鉱山会社の役員の女の死体発見から、株とマネーとアフリカの内紛に話が及びスケールが大きくなっている(検事となったレベッカの金融知識が大活躍!) このシリーズは北欧神話や動物への投影が多くてミステリを読んでるというよりも文学を読んでる気になってくる。普通のミステリほどの気楽さもなく、3作品ぶっ続けによんだあとは結構疲れ果てました(と同時にやりきった感) 本国では5作目?まで出ているみたいだが、邦訳はこれが最後。今までこれでもかというくらいボロボロにされてたレベッカに幸せの予兆が現れたのが救いです。

約2か月前

赤い夏の日

オーロラの向こう側に続く2作目。 一作目と同様、主人公レベッカの北方の故郷を舞台に起こった宗教関係者を被害者とした事件。 前作はレベッカも事件を探っていたけど、今作はレベッカはどちらかというと外野で、主人公がレベッカなのか、アンナ・マリア警部なのか、はたまた狼なのかよくわからなくなってきた。(とはいえ狼は完全なサイドストーリーで、巻末で訳者も言っているが、その孤独だけど力強く生きている様子がレベッカと重なる) ミステリーとしては、真相に迫るドキドキ感や緻密な伏線があるわけでなく、ちょっと物足りないけど、ひたすら北国の美しい自然が味わえる。 読み終わった後の爽快感や満足感はあまりないけど、今作でますます傷が増えたレベッカが浮上するのを見たくてまた続きを読んでしまうのだと思う。

約2か月前

パパ、ママ、あたし

ハンマルビー署シリーズの2作目。このシリーズは子供や家庭がテーマの事件が続く。個人的に1作目より読み応えがあったと感じる。作中で起きた二つの事件が、最初から明らかに繋がりをにおわしてるけど、つながりが明らかになるのは最後の最後。メインの事件以外にも、主人公の仲間の巻き込まれた事件にも進展があり、次作を読むのが楽しみ。

3か月前

怖い絵

歴史の記録という点以外で元々美術作品に大して興味がなかったのですが、様々な絵画の作成過程やその画家の背景を元にした中野さんの語りがとても興味深く、違った角度で絵画というものを知るきっかけを与えてくれました。 この本を読んでいる最中に、折しもパリへ行く機会がありルーブルとオルセーに立ち寄ったのですが、美術館内で借りられるオーディオガイドによる解説より本書解説のが幾分役に立ちました。 旅行好きなので有名作品に触れる機会が度々あるのですが、本書のおかげで絵画の楽しみ方を学ぶことができ、人生が少しばかり豊かになった気さえします。

9か月前

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名画で読み解く ロマノフ家 12の物語

ロマノフ朝の歴史が、その前史であるリューリク朝、またヨーロッパの大国たちや日本とも絡めつつ、非常に分かりやすく説明されています。 もっと早く、学生時代の、世界史を学んでいる時に出会いたかったなと思いました。 とはいえ、大人になった今でも存分に楽しめました。

約1年前

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特捜部Q ―キジ殺し―

1作目の"檻の中の女"とはまた違った展開の仕方を見せます。 犯人は分かってるけど不可解な部分のピースが集められながら、登場人物たちが追い詰め追い詰められていく・・・という流れです。 カールの活躍はもとより、特捜部Qの助手アサド・新たに加わった事務員ローセとの掛け合いも面白いです。アサドの雰囲気に前作との違和感が感じられるのは訳者が違うせいでしょうか?

約1年前

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特捜部Q ―檻の中の女―

デンマークの人気警察シリーズの第1作目。面白くて一気読みしました。 未解決事件を扱う新部署「特捜部Q」のリーダーポジションに厄介者払い人事で異動させられたカールがアラブ系移民の助手アサドと共に5年前に起こった女性政治家誘拐事件を追っていく物語です。 警察ものはあまり好きではありませんが、警察内部事情の描写がクドクドあるわけでなく、登場人物が最小限におさまっていて読みやすかったです(北欧ミステリ系は登場人物の名前が覚えにくいのでここは嬉しいポイント)。 この手の小説でよく出てくる万能助手ポジションはご都合主義な感じがして嫌いですが、アサドは「移民」という現代のデンマークらしさを体現しており、いい味を出してます。 飽きやすい性格のため、シリーズものは避けていましたが、ハマってしまったので第2作「キジ殺し」も即買いしました。

1年前

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罪悪

「犯罪」の作者が送り出す第2弾短編集。 (著名なミステリ評論家)杉江氏のあとがきに、“『犯罪』を憐憫の書だとすれば、本書は嘲笑が基調となっている”とありますが、まさにそんなかんじで「犯罪」とは似ているようで相対する作品です。 それぞれの話がちがった筆致でかかれていて、飽きさせません。 いろんな物語を背景に人間が起こす「犯罪」と、それを裁く「制度」(法)はやはりうまく噛み合わそうとすると難しいものだと再認識させられます。

1年前

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黄昏に眠る秋

スウェーデンの過疎化が進んだ島を舞台に、過去に起こった事件の謎ときが行われていきます。島のゆったりとした、もの哀しい、しかし美しい自然の様子が物語全体に漂い続けます。最近の北欧ミステリーにみられる、社会問題に言及する姿勢は本作にはほぼありません。謎ときの進行と、過去の回想が交互に行われながら、終始ゆったりと話がすすんでいきます。そのせいか、苦になるほどではないのですが、長いと感じます。 どんでん返しとまでは言えないかもしれないですが、謎ときの終末に向けて読者に感じさせていた「こんなものか」という物足りなさと“違和感”を最後にはきっちり清算してくれる満足度の高い内容となってます。

1年前

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