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ほんのむし

息をするように本を読む

息をするように本を読む

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コメントした本

82年生まれ、キム・ジヨン

姿かたちが違っている男女を、なんとか平等にしようと社会構造を変革してきた現代。まだまだ問題は山積していると感じた。 ともかく男性の徴兵に女性も行けばいいという問題でもないし、男性が妊娠・出産できるわけでもない。世間一般の「男らしさ」や「女らしさ」に同調したほうが生きやすい場合もあるし、フェミニズムという言葉がひとり歩きしている感じもする。 解決策が一つあるという訳ではないが、個人としてはジェンダーの問題に目を向け続けることを忘れたくはないと思った。

15日前

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cook

毎週末、podcastを聞きながら料理をする。ぼーっとしながら平日のお弁当に備えるこの行為があることで、私はかなり救われていると思う。 何も考えない、無の時間。それは、自分で自分をケアする時間でもあると思っていた。 この本では、まさに"ケアとしての料理"について力説されている。単に料理ができるようになりたい!というポジティブで元気な原動力なんて、なくてもいい。料理はひとを救うことがある行為なのだと、改めて感じた。

約1か月前

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ジャイロスコープ

「助言あり〼」の話がトラウマ的に忘れられない(笑)。図書館で見かけて、そう言えばこれ登録してなかったっけと思い出した。 読んだあとの後味が不思議。なんとも表現し難いがとにかく唯一無二で、堪らない。伊坂幸太郎作品が人気なのも頷ける。

3か月前

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意識のリボン

え、これエッセイ? 作家が描く世界は、間違いなく彼らの周りで起こる現実世界の出来事に確実に影響を受けている。私はそう考えるから、好きな作家さんのエッセイを読むのはとても楽しくて、好きだ。 この本は、最初エッセイなのかと見紛うほどだった。そのくらい、なんだか全話に"ありそう"な雰囲気を醸し出している。数年後の自分を見ているようだし、家族の裏の顔を覗き見してるような気分にもなった。不思議な作品だ。 そしてなるほど、これが綿矢りさ作品なのかと妙に腑に落ちた読了感だった。

4か月前

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美しい距離

「人が死ぬ系の物語か。。。」とお涙頂戴系を予想していたが、全く違った。 確かに人は死ぬ。 がん患者の妻を夫が看病し、看取るという物語だ。 でもそこには、かわいそうとか悲しいとか絶望とかは、無かった気がした。 人と人との距離が遠くなっていくことは、必ずしも悪いことじゃなくて、むしろ美しいと形容して良いことなのかも知れない。そういう提言を、淡く優しく語りかけてくれるような本だった。

5か月前

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いつか別れる。でもそれは今日ではない

一言で言うと、めちゃくちゃさそり座っぽい。 激しくてめんどくさくて、重くて独り絶望してて暗くて美しくて哀しさを纏って平然と生きている。 そんな人が私も好きです。

6か月前

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もものかんづめ

期待を裏切らない傑作、流石としか言えない。 平成最後だとか作者を偲んでとかで、最近本屋でよく見かけるようになった。これは「絶対にアタリ」な本だから逆に手を出す機会がなかったのだけど、読んだらまぁ面白いこと。 土屋さんとの対談もいい。というか、対談相手が土屋さんというのもまたセンスを感じる笑。 達観した子どもだったんだろうなぁ。彼女は本当に、何でもない日常をきらきらと照らす人だ。

7か月前

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OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

どうしよう…あんまりしっくりこなかった…。 組織で導入予定なんですが、普通の目標設定と何が違うのかよく分からず。シリコンバレー式、うん…すごそうなんだけど…。 私自身が目標を決めたりするのが苦手なんだと思います。なので、ちゃんとシステマチックに考えられる人たちにはおすすめです。 感情より論理タイプの方、ぜひぜひ。

11か月前

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うしろめたさの人類学

私がいわゆる途上国へ行ったときの経験と、筆者のエチオピアでの経験が重なった。章の途中で学生時代のエチオピアでの日記が挟まれていて、「あぁ、そうそう、そうだよね」と思いながら読み進めた。 途上国へ行く人は、たいてい"物乞いには金を渡すな"と言われる。(少なくとも自分はそうだった)そこになんの疑問も抱かずにいたが、この本を読んで考えてみると、それは日本の基準で勝手に相手を評価しているようにも思われた。 "うしろめたさ"を感じたことに、正直になること。私たちは都合が悪いことから目を逸らして蓋をして生きてきた嫌いがあるから、そろそろ直視する練習をしてみても良いのかも知れない。 でも最後はちょっとくどく感じてしまったな。

11か月前

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自分の仕事をつくる

心に響く言葉が、びっくりするほどたくさん散りばめられていた。 最近、漸く"はたらく"とか"しごと"と向き合うことが出来ている。ライフワークバランスだの、ワークアズライフだの、色々言ってるけど要は働く人が気持ちよくいられることが1番だと思う。 私は"やりたいことを仕事にする"動きが顕著なのは、最近のことだと勘違いしていたようだ。 自分が生まれたくらいの時代からずっと、同じことをしていた人たちはいた。 きっといつの時代も、自分らしく生きてる人は確かに存在している。そこに少し光を当ててやるだけで、こんなにも力を分け与えてもらえるのだと実感した。

約1年前

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ショートショートドロップス

ショートショートって、そもそも世の中にあんまりないんだそう。たしかに言われてみると、本屋で見かけるのは長編ばかりで、短編と銘打つものもなかなかに長いものがたりが多い気がする。 これは女性作家のショートショート集。全体的に非現実的でふしぎなお話が多く、ふわふわとした読了感だった。 装丁も素敵。文庫本より大きいけど、ハードカバーよりも小さい。女性の手にも持ちやすく、表紙を開くとどことなく新しいかおりがする。不思議な読書体験だった。

21日前

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イノベーション・スキルセット

ビジネス、テクノロジー、クリエイティブの三方に明るい、非常にバランスの取れたチームを作ればこれからの次代に適応できるのでは、という本。デザイナー、エンジニアは読んで損はない。特に若い人。 個人的には、自分が既に持ってるスペシャリスト的な詳しい領域を誰かに教えることで深めつつも、もうひとつプラスαで新しく学ぶことを継続的に行う、なんて仕組みがとても素敵だと思った。チームでやれば、自然と学びのサイクルが生まれる。 takramの方々ってむちゃくちゃクレバーだから頭の中ものすごいことになってそうなのに、本の言葉は丁寧に分かりやすく書かれてて。知性は優しさのためにあるのだ‥!と感じた一冊。じーん。

3か月前

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億男

これ、核はチャップリンですね。川村さんの独創的な想像力と、チャップリンの達観した最上級の古典作品が絶妙にマッチしています。 映画の引用が何回か出てきますが、『ライムライト』は本当におすすめです。英語で観るとなおよし。

3か月前

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家守綺譚

梨木香歩ワールドへようこそ。 彼女といえば、『西の魔女が死んだ』が代名詞だろう。でも私は、この本の方が、彼女の良さをじっとりと味わえるような気がした。 百年前、もしかしたら存在していたかもしれない景色。もう二度と手に入らないからこそ、羨ましく美しく感じられる。 太太宰治や夏目漱石が好きな人、きっと気に入りますよ。

5か月前

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ままならないから私とあなた

朝井リョウ!!!!これでこそ朝井リョウである!!!!と言う感じの本だ。 もどかしくて切なくて淡くて、昔はこうだったとかどうでも良くて本当に必死に現代を生きる人たちを描くのが彼だ。 そして私はこの本のタイトルが最高に好きだ。 ままならないから私とあなた。誰一人ままならない気持ちで生きてる中で、私と一緒に在るのは他でもない「あなた」なのだ。 こんなにも素敵な言葉を味わえる嬉しさ。あぁ、只々ありがとう。

6か月前

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昨夜のカレー、明日のパン

読んでいて心がぽかぽかした。 皆さんが書かれているように登場人物たちが魅力的で、章立ても細かいのでテンポよく読める。 ドラマ化したようだけど、これは活字で読むと味が出る作品。ギフ、とか。徹子とテツコの違いとか。あぁ本って、そういう微妙なニュアンスで、読み手の想像力を掻き立てるんだよなぁ。 ね、そうなンだよね?

7か月前

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仕事。

悲しい。インタビューイーは全員男だ。 男女で大きく仕事に差があるとは必ずしも断言はできない。また、偶然インタビューできる・したいひとたちが男性だったのかもしれない。でも、それでも、女性も取り上げて欲しかった。読者への配慮が欲しかった。 スーツを着た男性サラリーマンが好きそうな本。こういうところに、日本のジェンダーギャップの根深さを強く感じる。

8か月前

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NHKラジオ深夜便 絶望名言

死が救いに思われるほどの苦しみと対峙したとき、私たちはどうすればいいのだろう。または、その人たちとどう接すればいいのだろう。 解説で語られる本の裏テーマにどきっとした。 誰しも大なり小なり苦しいこと、忘れたいことはある。それらとどう向き合って生きればいいか、十人十色のやり方があり、そのなかのひとつとして、きっと文学があるのだろう。 文学は、何も言わずに寄り添ってくれる。ただじっと佇んで、必要な人にとってだけ、非常に大きな意味を持つものになる。改めて、文学の可能性を感じた。 タイトルや装丁から想像するよりずっと、希望に満ちた読了感です。

11か月前

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地球星人

狂っているのは世界か、私たちか。 主人公、笹本奈月の幼少期から始まる物語。"コンビニ人間"で一躍有名になった村田沙耶香が描く新作は、コンビニよりもずっと重くて暗かった。紹介文だけ読むと何やら恋愛モノのように見えるけど、そんな甘っちょろいもんじゃない。 読了後、「あぁ、良かった。これはフィクションだ」と思った。 温かいストーリーや心踊るファンタジーを読んだ後は、その物語の終焉にどことなく寂しさを感じるけれど、この作品を読んだあと、私は自分の世界を確かめて安堵していた。 それがおかしいことなのか、否か。暫く心がざわついて、錯乱するくらいには引き込まれる作品だった。

12か月前

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トイレのピエタ

久々にすごいスピードで読めた本。 「自分がもし、ドラマに出てくる主人公のように命の終わりを宣告されたら」なんて妄想は、たぶん誰でもしたことあるはず。 そんなむず痒い思春期の感情を思い出すように、あっさりと死と向き合わされる作品だった。 生きることへの無力感のようなものを語ることはどこかタブー視されていて、吐き出せないことが多い。でもそこに真っ直ぐにメスを入れる。やっぱり、どことなくRADとの共通項がある気がした。 どうしようもなく感情を揺さぶられたいときに読みたい本。

約1年前

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