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Eiji Kobayashi

こヴィ。編集者・ライター。e_covi

こヴィ。編集者・ライター。e_covi

260

コメントした本

高架線

築50年近くにもなる「かたばみ荘」のある部屋の歴代の住人や関係者たちが語るさまざまな話。それらのエピソードを聞きながら、自分が今まで住んできたアパートや当時の暮らし、バイト、沿線や電車からの風景、つきあってた人たちとの時間などが次々に浮かんできて、聞く(読む)と同時に誰かに自分の記憶を話しかけているかのような、不思議な時間が流れた。保坂和志や小島信夫の作品が好きならぜひ。

1日前

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犬物語

柴田元幸さんが以前訳出した『火を熾す』(2006)がロングセラーを続けているのを受けて、今回はジャック・ロンドンの作品の中から「犬の話」に絞って翻訳し纏めた中短編集。どれも一行目からカッコよすぎて痺れます! 書かれてから100年経っても古びないどころか、一段と輝きを増すリアルな生の感触。現代社会のペットとしての犬とは全く違う人間との関係が描かれています。全篇通してバックという犬の視点から書かれた代表作「野生の呼び声」は素晴らしいとしか言いようがない。名前は知ってるけど読んだことないという人はぜひ。ほかに「ブラウン・ウルフ」 「バタール」 「あのスポット」 「火を熾す(1902年版)」 。「犬が狼的なものと、人間的なものに引き裂かれるとき、ジャック・ロンドンの典型的な劇的展開が生じる。」by 柴田元幸(「訳者あとがき」より)

11日前

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ポーランドのボクサー

書店で見かけて、グアテマラの作家が書く「ポーランドのボクサー」ってタイトルの小説ってどんな内容?って思って買ったまま1年以上積読しながらずっと気にしていた。台風の週末にふと読み出したら、まったく予想もしてなかったところに連れてかれた。舞台はグアテマラだけでなく、アメリカ、イスラエル、ポーランド、セルビア…。自身のルーツであるユダヤ人であることから距離を置こうとする、いや、そのことが生み出す「壁」を乗り越えようと渇望しもがき続ける生の態度に、真の人間性を感じる。これが今年の日本翻訳大賞に選ばれたことはこの社会の微かな希望のひとつではないだろうか。エピグラフにロベルト・ポラーニョの一節「人には詩を読むべき時とボクシングをすべき時がある」。

25日前

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愛と障害

旧ユーゴのサラエヴォ生まれ、92年にシカゴ滞在中にユーゴ紛争が勃発し、帰国を諦めアメリカで英語で書き始めた作家。かつて読んだ長編『ノーホエア・マン』は衝撃だった。自伝的要素の強いこの短編集も痛切。「指揮者」「アメリカン・コマンドーー」「苦しみの高貴な真実」がベスト3。第2長編『ラザルス・プロジェクト』の邦訳も待たれる。

約2か月前

八日目の蝉

やはり傑作ですね。。。気づいたら単行本出てからもう10年経っているが、小説としての深さと問いかけの強さはまったく失われてない。文庫版の池澤夏樹の解説も興味深い(「これは相当に過激なフェミニズムの小説なのである」)。映画は未見なので見てみたい(やはり構成はかなり違うらしいですね)。

3か月前

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なめらかで熱くて甘苦しくて

川上弘美しかし書けない。今読むと、特にラストの「mumdus」の延長線上に、『大きな鳥にさらわれないよう』が書かれているのがわかる。

3か月前

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終りに見た街

1981年に書かれた小説で、現代から太平洋戦争末期(昭和19年)にタイムスリップしてしまった家族の物語。

3か月前

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五月の雪

ロシア出身のアメリカ作家のデビュー短編集。かつてシベリアの強制収容所への入口となった鉱山の町で、大きな時代のうねりの中に生きた市井の人びとの、希望と絶望、出会いと別れ、人生の転機と苦い思い出。淋しさとユーモアの入り交じった独特の語り口で、微細な心の動きを見つめる眼差しが素晴らしい。著者も影響受けたというジュンパ・ラヒリが好きな人もぜひ。

4か月前

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島尾敏雄・ミホ - 愛の往復書簡

オリジナルの手紙から現存するすべての手紙を復刻。「はまべのうた」などの付録も。梯久美子さん解説。

4か月前

妻への祈り - 島尾敏雄作品集

梯久美子さんによる文庫オリジナル編集のアンソロジー(解説付き)。『狂うひと』とセットでぜひ。とてつもなく大きく、深い愛。

5か月前

うしろめたさの人類学

著者がフィールドワークの拠点としているエチオピアと今の日本社会とコミュニケーションのギャップから、「あたりまえ」と思い込んでいる(考えようとしない)社会やシステムの仕組の問題点を解きほぐし、読者をポジティブな思考と行動に促す、ミシマ社らしい良書。読みながら、(地域)アートやコミュニティづくりに携わるような人にも、やってることの根本的な意義に立ち返るうえで補助線になると思いました。タイトルもいいですね!

15日前

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パタゴニア

祝文庫化!で、約20年ぶりに読んだ。すでに「20世紀(後半の)紀行文学の古典」と称されているけど、決してこの記述のスタイルがスタンダードになったわげではなく、むしろ特異点として屹立していることを再認識。でも誰もが一度は読んだほうがいい。池澤夏樹の解説(『世界文学全集』収録時の09年執筆)も興味深いエピソードがいろいろ紹介されていて良い。『ソングライン』や『どうして僕はこんなところに』も読み直したくなった。旅に出て。

約1か月前

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都市は人なり 「Sukurappu ando Birudo プロジェクト」全記録

いろんな意味で最前線かつ真っ当。版元がLIXIL出版というのもガチ。

3か月前

二ノ橋 柳亭

絶版だった『ブラックバス』を改題して復刊された名品揃いの短編集。‪そうそう、直木賞作家ってこういうの書く人が本物だよなぁと(81年この中の2篇が候補になるが落選し、2年後『私生活』で直木賞受賞)。収録7篇の題材が実に多彩。野坂昭如、山口瞳、開高健、色川武大とか好きな人必読かと。

3か月前

散歩する侵略者

9/9公開の黒沢清新作の原作(大元は著者主宰の劇団イキウメでの演劇がある)。SFと思いきやラストの展開でシンプンルに大感動。この文庫版では黒沢清が解説を書いていて、映画監督ならではの視点が興味深い。

3か月前

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哀しい予感

大学に行った姉の本棚に残されたのを、高校生の時にこっそり借りて読んで以来、25年ぶりに読んだ。

4か月前

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ハイファに戻って/太陽の男たち

ついに文庫化! パレスチナ人の心の叫びを屈指の世界文学へと昇華した不滅の傑作。ニュースでは決して伝わらない過酷な真実を、収録7つの「物語」を通してひとりでも多くの人に知って欲しい。 ‪「人間の犯し得る罪の中で最も大きな罪は、たとえ瞬時といえども、他人の弱さや過ちが彼等の犠牲によって自分の存在の権利を構成し、自分の間違いと自分の罪とを正当化すると考えることなのです。」__「ハイファに戻って」より

4か月前

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海嘯

未完ながら素晴らしい傑作。

4か月前

百年の散歩

偉人の名を冠したさまざまな通りを歩きながら、目に入るものを観察し、人々の会話に耳を傾け、「奇異茶店」で休み、物語を妄想し、物語を折りたたまれた時間/空間の層にまぎれ込んで、ベルリンという都市の百年を彷徨う私。「あの人」を待ちながら。

5か月前

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